「どんどんシュートを撃って来い」とミューラー。
「覚悟しろ」と翼。
相変わらず、何語で話しているのかわかりませんが、とりあえず、日本のコーナーキック。
蹴るのは翼。
フライングドライブシュートで直接ゴールを狙うのか?
ここで一瞬、スタジアムに向かうブラジルチームの姿が。
サンターナたちも日本対ドイツ戦が気になるようでした。
しかし、自分も気になると言いながらも、アルゼンチン戦に集中しろと語るロベルトでした。
コーナーキックから久々に放たれたフライングドライブシュート。
しかし、これはゴールを直接狙わず、反対方向へ向かい、走り込んで来た松山へのパス。
松山はダイレクトで得意のイーグルショットを放ちますが、決まるはずもなくミューラーの右手にワンハンドキャッチされてしまいます。
若嶋津と日向が詰めていましたが、ミューラーのワンハンドキャッチにあんぐり。
「見たか、俺の右手はこのワンハンドキャッチがあるんだ」と、日向と若島津に話しかけるミューラー。
言葉は通じているのでしょうか?
その後、早田のカミソリシュートや三杉のドライブシュートが放たれますが、ロングシュートがミューラーに通じるはずもありません。
ことごとく防がれるのでした。
しかし、これは吉良監督の作戦でもありました。
守備を固めているドイツに対し、敵陣深くでパスを奪われたりすれば、カウンターを喰らいかねないわけで、ロングシュートでミューラーを疲れさせるか、あるいはドイツの陣形を変えさせる形になれば、というわけです。
事実、この作戦は成功で、自分たちの上空を飛んでいくロングシュートの嵐に、このままだとミューラーが潰されると見たドイツ守備陣は、ロングシュートを撃たせない陣形に変えます。
それを見た翼と岬はこれだけスペースがあれば、新必殺技が使えると見るわけですが……
一方、シュナイダー、マーガス、シェスターの三人は、自分たちにボールが回って来ず呆然としていました。
特にシュナイダーは日本のレベルがこんなに上がっていたのかと驚きます。
日本は厳しい予選リーグを勝ち抜いて来て、今や優勝候補の一角だと認めます。
試合前、ひとりでも点を取ると話していた威勢はまるでありません。
次回、翼と岬の新必殺技は出るのでしょうか?
まさか、ミューラー退場でドイツ虐殺ショーにならないとは思うのですが、天才・高橋陽一先生だけに何があるかわかりません。
期待半分、怖さ半分で次号を待ちましょう。
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