「キャプテン翼勝利学」という本を読みました。サッカー観戦の入門書かな

キャプテン翼ライジングサン

はじめに

標記の「キャプテン翼勝利学」という本を読みました。

作者は深川峻太郎氏。
2002年4月初版ということなので、ワールドカップ日韓大会の前に書かれた本ということになりますね。
感想も交えながら、内容を紹介したいと思います。

この本のコンセプト

キャプテン翼を読むことで、日本サッカーに勝利をもたらそうというのが、この本の主旨です。
2002年のことですから、まだ日本にサッカー文化が根付いているとは言い切れない時代でした。
Jリーグはすでに発足して10年ほど経っており、なおかつワールドカップ前だったので、サッカーが話題に上ることが多かったものの、皆、サッカーを語るときに、「詳しくはわからないけど……」「にわかファンなんだけど……」という枕詞が必要でした。

しかし、日本にはキャプテン翼という世界に誇る漫画があり、多くの人間が読んで来たではないか……という前置きがあり、その知識をもとに皆がサッカーを語ることで、日本のサッカー論議は盛り上がり、サッカー文化の底上げが図れると述べられていました。

つまり、目の肥えたファンが増えることで、日本サッカーは強くなる……そのためにキャプテン翼から学ぼうというわけです。

簡単に内容を紹介します。

16の章に分かれていて、サッカーに起こる各シチュエーションを紹介されていました。
例えば、フリーキックやPKの場面では、キッカーはこんなことを考えている……という内容ですが、そこに漫画のワンシーンがふんだんに引用されていました。

プレイ中のことだけでなく、ゴールを決めたあとのパフォーマンスやキャプテンシーについても語られていました。
オウンゴールについても述べられていて、石崎や次藤のオウンゴールが取り上げられてもいました。

後半はポジション別の役割などについて述べられていて、GKからFWまで、各役割が紹介されていました。
もちろん、集英社からの出版なので、漫画がふんだんに引用されています。
キャプテン翼の連載としては、ワールドユース編が終わったあとの出版だったようで、ワールドユース編からの引用が多かったです。
なお、表紙は本書のために特別に描き下ろされたようです。

私的感想

個人的には楽しく読ませていただきました。
なにより、日本にはそれほどサッカー文化が根付いていないという指摘に対し、日本にはキャプテン翼という世界的コンテンツがあるじゃないか、という答えには目からウロコが落ちました。
世界的サッカー選手たちも幼い頃に読んで、憧れたというキャプテン翼という存在。
Jリーグを作ったと言っても過言ではないその功績。
愛読者を自称しながら、その価値に気づいていなかったのではないか……と、ハッとしてしまいました。

分厚い本ではないですし、文章も読みやすいです。
漫画からの引用も、こんなシーンがあったな……と懐かしく思いました。
キャプテン翼ファンはもちろんのこと、これからサッカーの魅力を知りたいという方に、ぜひ読んでいただきたいですね。

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