富士通のノートパソコンをHDDからSSDに換装してみました→爆速になりました。

IT初心者

はじめに

我が家のノートパソコンは富士通FM-V AH53/X(型番ではFMVA53XWG)です。
それまでデスクトップ型のパソコンを使っていたのですが、場所を取るのと、家電量販店のクーポンが当たったので、この際、買い替えてみるかと3年ほど前に購入しました。
このモデルはどうやら、その家電量販店がメーカーと提携して作ったオリジナルモデルのようです。
CPUにcorei7を搭載しているので速いだろうと考えて購入したのですが、PC自体の起動が遅いだけでなく、オフィスソフトを開くのも遅く、それどころか、画像さえなかなか開かない有様で、イライラが続いていました。
ひどいときにはソフトを起動する最中に、フリーズすることもありました。
最初は不良品かと思ったくらいです。
常駐ソフトを削除するなど、設定を変えて足掻いてみたのですが、このたび限界を感じ、SSDへの換装を決めました。
理由はSSDの値段が大幅に下がったことと、HDDの遅さがネックであろうと判断したからです。
ちなみにHDDのスペックはこんな感じです。

5400回転というのが、ネックだったのではないかと……まあ、7200回転だとエラーが出ることもあるみたいですが。
今回、1TBのHDDを1TBのSSDに換装します。
OSはWINDOWS10です。

用意したもの

以下の製品を購入しました。



こちらからも買えます。いろいろ探してみてください。
ドスパラのサイト

SSD業界ではSandiskとCrucialが2強のようですが、若干値段が安かったので、Crucialの方を選択しました。

クローンツールについては、最近はPCを介さずにHDDとSSDを直接挿し込んだらクローン(コピー)できるツールもあるようですが、今回「裸族の頭」を購入したのは、取り出したHDDを外付けドライブとして再利用したいと思ったからです。
下記写真を見ていただければわかりますが、専用キャリングポーチが付いています。

SSD換装までの流れ。今回やることは以下のとおりです。

SSDをPCに接続し、フォーマット

専用クローンソフトを使って、HDDからSSDにPCの内容をまるごとクローン(コピー)

PC本体からHDDを取り出し、SSDに交換

取り出したHDDを外付けドライブにする

手順としてはたったこれだけなんですが、データ量が多いと、コピーなどに時間がかかります。
簡単だなと思っていたのですが、実際、ちょっとしたミスから時間がかかることになりました……
以下に記します。

まずはSSDのフォーマットから

購入してきたSSDを箱から取り出し、「裸族の頭」付属のケーブルでPCにUSBで接続しました。
「コントロールパネル」から「システムのセキュリティ」→「管理ツール」→「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」へ進みます。
下記の画面を見てください。
実はこれは少し進んだ画面なのですが「ディスク0」と「ディスク1」という表示があるのがわかるでしょうか?
ディスク0が元のHDDで、ディスク1がSSDとなります。
フォーマットしていないので、「不明」とか「未割り当て」という表示が出ています。
ディスク1を指定してから、右クリックすると「新しいシンプルボリューム」という選択肢が出ますので、そこをクリックしてください。
下記のようなフォーマット画面が出ます。

次が問題です。

SSDのフォーマット形式は「MBR」と「GPT」という方式があります。
細かい説明は省きますが、簡単に言えば、GPTの方が新しい形式で、2TB以上のSSDを使用できる方式であり、MBRは2TB以下のSSDに使う古い方式です。
ここで私は勘違いしました。
自分のSSDが1TBだったことと、いろんなサイトを見ていたら、MBR方式でしたほうが確実というようなことが書かれていたので、MBR方式でフォーマットしてしまったのです。

事前に現在のHDDが「MBR」か「GPT」方式かを必ず確認してください。

確認方法は先程の「ハードディスクパーティションの作成とフォーマット」画面で、元のHDD(ドライブ0)を指定したあと右クリックし、「プロパティ」→「ボリューム」と進むと「パーティションスタイル」という項目があり、そこに表示されています。
あとで気づいたのですが、私のPCのHDDはGPT方式だったのです……

とりあえず、失敗例も含めて、このあとの説明を続けます。
フォーマットが終わると次のような画面になります。
※「クイックフォーマット」というチェックボックスがあって、チェックが入っていますが、そのままで結構です。
フォーマット自体は短時間で終わります。


フォーマットが終われば、ディスクとして認識されます。

続いてクローン(HDDのコピー)を行います。

SSDメーカー製のクローンソフトもあるようですが、今回は「裸族の頭」付属のCDに入っているクローンソフトを使いました。

一目瞭然だと思いますが、ディスク0のHDDからディスク1のSSDへクローンする形となっています。
このとき、SSDの容量がHDDより少ないと「スタート」のボタンがクリックできないようです。
たまにSSD容量1TBなんて書いてあっても、実質980GBなんてSSDもあるようなので、購入の際には気をつけてください。
もっとも、それでもクローンする方法はあるようですが。

とにかく「スタート」をクリックして、クローンを開始しました。

以下、失敗談が続くので「お前の失敗談などどうでもいい」と思われる方は、あとのほうまで読み飛ばしてください。

私の場合、USB3.0でSSDを接続していましたが、写真データや動画データの退避などをしていなかったせいか、クローンに約5時間かかりました。
進行度95%くらいまで進んだので、「あと少しだな……」と思って風呂に入りました(笑)
風呂上がり、「終わったかな……」と思って見てみると、エラーが出て止まっていました(涙)
以下はそのときのログファイルです。

15:48から初めて、21:54まで待ちわびた挙句、「システムリソースが不足している……」というようなメッセージが出て、クローンが中止されていました。
慌てて、ネットでこのエラーについて検索しましたが、クローンとは関係ない内容ばかり……
95%まで進んでいたので、もしかすると大丈夫なんじゃないかと思い、一応、HDDとSSDを差し替えて、PCを起動してみたのですが、結果は以下のブルースクリーンでした。

頭を抱えました。

今までかけた時間は一体……

しかし、あきらめるわけにはいきません。
もしかすると、クローンソフトに問題があるのではないかと思い、違うソフトに変えてみようと思いました。

クローンソフトを変えてみました。

ネット上で評判だった「EaseUS Todo Backup Free」という無料でも使用できるソフトを選びました。

それと、画像や動画データが多いのがクローンに時間がかかった原因かと思い、それらのデータをまず「Googleフォト」に移行しました。

EaseUS Todo Backup Free」のインストール方法については省略しますが、他のソフトと同様、内容に「同意」してインストールするだけです。
有料版を勧めて来ますが、必要ない場合は「後で」を選んで進んでください。
起動させると以下のような画面が出ます。
左下の○をしたところがクローンのボタンです。

クローンをクリックすると以下のような画面が出ると思います(バージョン11.5の場合)。

まずは元のHDD(ディスク0)にチェックを入れ、「次へ」をクリック、それからクローン先のSSD(ディスク1)をチェックします。

チェックを入れてから「次へ」を押さずに、左下の「高度なオプション」をクリックしてください。

すると、このような画面になるので、「SSDに最適化」にチェックを入れてください。それが終われば「次へ」→「実行」という形でクローンが始まります。
ちなみに「セクタバイセクタクローン」というのは、丁寧にクローンするという方法らしいですが、かなりの時間がかかるということで、通常は必要ないとのことです。
クローンが始まったので、どうせ時間がかかるだろうと思って、この日は寝ました。

朝になって確認すると……
「エラー」が出て止まっていました(涙)
エラーメッセージは画面コピーを取りそこねたので残っていませんが、あきらかに途中で止まっていることは間違いありませんでした。
これまたいろいろとネットで検索しました。
しかし、そのエラーに対処する方法はありません。
それどころか、再度、クローンをしようとしても、また謎のエラーが出て、クローンの開始さえしてくれなくなりました。
それならば……と、「裸族の頭」付属のソフトでもう一度クローンに挑戦してみたのですが、こちらも「アクセスが拒否されました」なんて以下のようなエラーが出る始末。

もしかして、「SSDの初期不良か?」とまで疑ってしまいました。
しかも、一部サイトでは「富士通のパソコンは特殊な場合がある」なんて書かれている始末。
途方に暮れてあちこちいじっていたら、あることに気づきました。

さきほどの画面ですが、よく見てみると、HDDの形式が「GPT」となっています
しかも、クローンソフトの影響かどうかわかりませんが、SSDの方まで「GPT」と表示されています。
フォーマット形式を間違えていたのですね。

今度はMBR形式をGPT方式でフォーマットし直す方法について調べました。
しかし、それをしようとすると、工場出荷時の状態に戻さなくてはならないらしく、フリーソフトなどを使って、かなりの手間をかけないといけないようでした。
「管理ツール」のところで、フォーマットを再度しようとしますが、なぜかMBRとGPTの選択肢がなく、「NTFS」と「exFAT」という選択肢しかありません。

でも、これで良かったのです。

理由はわかりませんが、ディスク1を再度「NTFS」形式のまま「クイックフォーマット」して、さきほどの「EaseUS Todo Backup Free」でもう一度クローンをやり直してみました。


すると、以上のように順調にコピーが進んで行き、最後、「ディスククローンが正常に完了しました」というありがたいメッセージが。
しかも、データを減らした効果があったのか、1時間22分でクローンが終わりました。
5時間かけたのは一体なんだったのでしょう?

以上のように、正常に認識されています。
パーティションの数字が微妙に違う理由はよくわかりません。
しかし、無事完了したので、いよいよ、HDDを取り出し、SSDに交換します。

<2020.01.13追記>
この「MBR」と「GPT」についてですが、今は変換できる便利なソフトがあるようです。

最高のパーティションソフト - MiniTool Partition Wizard プロ版
プロなパーティション管理ソフトウェアとして、MiniTool Paritition Wizard プロ版にはベーシックディスクの管理とダイナミックディスクの管理機能が含まれています。ベーシックディスクとダイナミックディスクの両方を1つのツールで管理できます。

「MiniTool Partition Wizard」 というソフトらしいのですが、SSDやHDDのパーティションなども簡単にできるようです。
私のように余計な時間を取るより、このソフトを使えば早いと思います。
無料版もあるようなので、そちらを試されてから、プロ版を購入されてはいかがでしょうか?

SSDへの交換

精密機器を取り扱うことになりますので、以下の作業は自己責任で行ってください。
電源を抜いてから、パソコン裏のネジを4つほど外しました。
念のため、バッテリーも外しておく方がいいと思います。
バッテリーの横にある小さな装置がハードディスクです。

ネジを2つ外し、最後はケーブルを抜けば、取り外せます。

少しぼやけた写真ですが、こんな感じです。
ちなみに周囲を覆っている金属のカバーはSSDを固定するのに再利用します(以下の画像)。
壊れやすい部品なので力を入れすぎないよう気をつけてください。

ネジが同じ位置に入ります。
すべてのメーカー製品が同じ位置なのかはわかりませんが、おそらくほとんどは同じだと思います。
ネジを締めて、バッテリーを再セットし、蓋を閉じればできあがりです。
さて、運命の瞬間です……

結果は……

見事、立ち上がりました。
しかも、あきらかに速いです。
わかりやすいよう数値で表します。
<あらかじめ計測しておいたHDDのスピード>

<SSD換装後のスピード>

一目瞭然ですよね。
比べ物になりません。
今までのイライラはなんだったのかと思うくらい、起動も画像表示もサクサク。

ちなみにSSDドライブもちゃんと「GPT」として認識されています。

まとめ

すべてのつまづきの原因はフォーマット形式を間違えたことでした。

くどいようですが、フォーマット前には必ず形式を確認してください。
もしかすると、フォーマット形式さえ間違えていなければ、「裸族の頭」の付属ソフトでもスムーズにクローンできたのかもしれません。
あと、クローンに時間をかけたくない場合は、ある程度データを外部ストレージに退避させておくことをおすすめします。
以上、私のSSD換装失敗記録です。
同じように苦しんでおられる方に、少しでもお役に立てば幸いです。
今は1TBのSSDも13,000円くらいで購入できますから、今のパソコンにイライラしていて、新しいのを買う前に、SSD換装を検討されてはいかがでしょうか?
買い換えるより、よほど安上がりだと思います。
やってみる価値はあると思いますね。

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