後半開始直後、ドイツが取った作戦は、なんとFWをゼロにするゼロトップという作戦でした。
かつて現実世界のワールドカップでスペイン代表が使った作戦と同じでしょうか?
攻め込もうとした翼と岬の前に、中盤まで下がったシュナイダーとマーガスが立ちはだかります。
中盤を分厚くされ、固い守りに攻め手がない日本は自陣でボールを回すしかなくなります。
ロングシュート作戦も封じられました。
吉良監督も呆然。
それならば、前半のドイツみたいに中盤を省略してロングボールを前線に送るかと井川、曽我あたりが話していますが、若林が反対します。
ロングボールを送っても下がり気味の位置にいるシュミット兄弟やアンカーの位置にいるカルツに取られるだけだと。
ならばどうするのか、と問いかけるふたりに若林は「こんなときこそあの男だろ」と翼へのパスを指示します。
ボールを受けた翼を岬がフォローします。
狭いスペースでのショートパス。
黄金コンビ再発進ですが、なんとあのマーガスが反則スレスレとはいえ、岬を止めます。
今大会、何気にマーガスが目立ってますね。
しかも、守備面での貢献が大きいです。
しかし、このこぼれダマを三杉がフォロー。
翼と三杉の天才ふたりによるコンビか、と一瞬期待させるセリフがありますが、次のコマではあっけなく三杉がシュナイダーにタックルで潰されます。
やはり、三杉といえど、シュナイダーにはかないませんか……
しかし、日本もしぶとく、再びこぼれたボールを翼がキープ。
そして、今度は葵がパートナーとなりますが、岬、三杉で通用しなかったのに葵が通用するわけもなく(ワールドユース編の頃なら違っていたかもしれませんが……)、葵はドイツのチェックがあまりに早いことから翼にパスを返すことができず、バックパスを選びます。
しかし、ドイツはまさにこの瞬間を狙っていました。
このバックパスが松山に到着する前にすばやくシュナイダーがカット。
ボールはシェスターに。
日本は中盤に選手が集まりすぎ、ゴール前は井川、曽我、若林しかいません。
数的優位となったドイツ。
次週、どう攻めるのでしょうか?
個人的予想では、怪我をしている曽我が最後の輝きを見せるのではないかと思いました。
どう止めるかまでは想像できませんが、意地でも止めて、ナイスプレイだと言われて交代して行くのではないかと。
代わりに入るのが石崎で、翼と岬の新技のお膳立て……という展開はどうですかね。
あるいは、シュナイダーがノンファイヤーあたりで1点取りますかね。
曽我が怪我でスピードについていけずかわされるなどして。
単に若林が止めるだけかもしれませんが……
いずれにせよ、作者のお気に入りと思われる曽我に何かがありそうな気がします。
でも、天才高橋陽一先生だけに我々の想像もしないプレイが見られるかもしれませんね。
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