キャプテン翼ライジングサンFINALS 第69話「ここにいるよ」ネタバレあり
息子ふたり「疾風」と「大舞」の名前を書いた紙を見せながら、翼は早苗に「将来、俺はこのふたりと対決する」と話します。
「長男の疾風は名前通り足が速い。キレキレのドリブルでベテランになった俺はついていけない。でも、俺はそんな息子の成長がうれしくてたまらない」
「次男の大舞は…」
「もしかして、ダイビングヘッドが得意な選手?」
「いや、それもあるけど、GKになったところを想像している。若林くんみたいな鉄壁のGKで、俺の放ったシュートはすべてダイビングキャッチされてしまう」
「なるほど、その大舞ね。翼くんはそれもうれしくてたまらない」と。
なんだか子育てがひとつの楽しみであるドラクエ5の世界観みたいになって来ましたね…
「そんな自然と出て来た疾風と大舞…ふたりの名前には父の広大と、弟の大地からも一文字ずつ入ってるんだ」
「うん、いいと思う。母親である私の名前の要素は何も入ってないけどね」
「あっ」と驚く翼。
こういうところが実に翼らしいですね。
「でも、サッカー選手っぽい名前がいいって言ったのは私だし、ふたりともいい名前だと思う」
と、笑顔で答える早苗。
この名前で決定となります。
そのあと、家から出発する翼。
両親と弟、早苗が見送ります。
手を振る早苗。
あれが翼くんと最後の別れになるとは思わなかった。
ここまで、早苗の回想だったのですね…
その早苗はというと、全身包帯だらけ、酸素マスクをした状態で、病院のベッドで寝ていました。
そして、早苗の魂が宙に浮かんでその姿を見ています。
三杉といい、ファニート神父といい、このシリーズは幽体離脱が多いですね。
ファニート神父はちょっと意味が違うかもしれませんが。
ベッドの周りには親族とゆかりが。
責任を感じ、涙を流すゆかり。
子どもふたりの名前を最初に教えると約束していた早苗。
「ふたりの名前は疾風と大舞だよ」と話してゆかりを抱きしめますが、幽体ですからゆかりは気付きません。
事故はゆかりのせいではない、だから気にしないでまた元気になってとも話しますが、当然聞こえません。
ここでまた場面は戻り、翼と早苗が子どもたちの名前について語っているところへ。
子どもふたりの名前は両親にも知らせておらず、名前を書いた紙は早苗が預かり机の引き出しへ。
生まれたときに発表しようと話します。
早苗の魂はその自宅の机前へ。
「ふたりの名前に私の名前の要素は入ってないって言ってたけど、そんなことはなかったよ」と。
「早苗の早いは疾いにつながるし、苗は大地に根ざし、やがて実と穂を舞うように揺らす。ほんと、すごくいい名前だよ。翼くんありがとう」
さらに魂は南葛市上空へ。
「だけど、もう一度だけ、翼くんのサッカー応援したかったな。それが私の生き甲斐だったから」と富士山の近くにまで早苗の魂は飛んでいきます。
ここで舞台はスペインのスタジアムへ。
ボールをセットする翼。
さすがに緊張している表情です。
「サッカー界にはこのようなジンクスが存在する。PKを外すのはそのチームのエース」
ディアス、ピエール、エスパダスなどが呟きます。
現実世界でもプラティニやロベルト・バッジオがはずしたことがありましたね。
日本ベンチ外メンバーたちも、「確かにそんなジンクスがあるよな」「シチュエーションが揃っているよな」「不吉なことを言うなよ」と好き勝手なことを言っています。
「日本のエース、翼がPKを外して」
「地元スペインが決勝進出を決める」
「十分すぎるほどその状況は整っている」
と、語ったのはブラジルの3R。
「それでも、その状況を跳ね除け、大事な場面では必ず決めてくる。それが大空翼という男だ」と立ち上がって話したのがロベルト。
ロベルトは愛弟子を信じます。
ゴールに背を向け集中する翼。
それを見守るのは早苗の魂です。
はるばるスペインまで飛んできました。
その早苗の姿に気づいたのがミカエル。
ゴールポストの上に浮かぶ早苗を見て、「あれは翼くんの…」と気づいたところで今週はおしまいでした。
キャプテン翼ライジングサンFINALS 第69話「ここにいるよ」個人的感想と予想
今週はえらくスピリチュアルな話でした。
いい話ではありましたが、もはやなんでもありというか…
早苗ちゃんがやけに悲観的なことを言うので気にはなりますが、最後ミカエルの目に映ったということは、三杉のときと同じように天使パワーで早苗の意識は戻りますかね?
試合ですが、翼は間違いなくPKを決めるでしょう。
そのとき、ホッとした早苗が昇天しそうになるのをミカエルが叫んでこの世に留めおくという感じになりませんかね?
決勝までに早苗の意識が戻っていれば、翼は決勝戦を気にせず戦えるわけですし。
まあ、いつも強すぎる翼ですから、漫画的にはハンデがあって苦戦してくれる方が面白くはあるのですが。
大舞の名前がGKを意識した名前だとは思いませんでした。
翼が現在20歳くらいとして、15年から18年後くらいには息子たちと対戦しているかもしれませんね。
できれば、高橋先生の筆でそう言ったスピンオフを見たいものです。
来週が気になりますね。
楽しみに待ちましょう!



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