キャプテン翼ライジングサンFINALS 第83話「このおれぎ守る!!」あらすじと感想
扉絵は若島津のグラブ。
「背番号17の意志はここに」とまるで若島津があの世に行ったかのようなキャッチコピーが書かれています。
前回ゴールを決めた若島津はうつ伏せで倒れたまま動けません。
日向を先頭に慌てて駆け寄る日本イレブン。
一方カリューサスは
「絶対に脚を固定してインサイドキックで撃ってくると思ったのに」
「奴は俺の裏をかき、自らの脚を犠牲にして、激痛が走るのを覚悟で撃ってきた」
と呆然とも感心とも言える表情。
気を失っていた若島津を日向が腕に抱き、頬を数回叩くことで目を覚まさせます。
気がついた若島津は「おれの、おれの放ったシュートは?」と意識朦朧な状態。
「大丈夫、見事に決まったよ」と日向。
それを聞いた若島津は安堵します。
気を失ったことがよくわからない若島津は「俺はどうしてしまったのだろう?」と疑問の表情。
そこに現れた三杉が「人間の脳はそんな働きをするらしい」と久々のセリフ。
「迷走神経反射といって、あまりの激痛に遭遇したとき、人の身体は…脳は、勝手に自らの意識を遮断し、激痛を感じないよう気を失うことがあるらしいんだ」
AIに確認したところ事実のようです。
「さすが医大生詳しいな」と誰かがツッコミ。
「そうか、そういうことか」と納得した若島津は立ち上がり、再びGKとしての役目を果たそうとしますが、ここでふらつき。
日向が支えます。
頭の問題というより、脚に力が全く入らないとのこと。
それでも、日向の元を離れてひとりで歩こうとしますが、今度は膝をつくことに。
ここで翼がひとこと。
「代わろう、若島津」
「これ以上はムリだ」
「その脚でよくここまでゴールを守ってくれた。でも、これ以上はもうムリだ。だから俺が君の代わりにこのあとはゴールを守るよ」
翼の提案に対して、「この試合は最後まで俺がゴールを守ろうと決めていたんだ」と膝をつきながら話す若島津。
「そう決めていたけど…だめだ力が入らねえ」
悔しくて涙を流す若島津。
すると若島津は両手のグラブを外し、翼に渡します。
膝をついたままですから、まるで臣下が王様に献上するかのようにも見えました。
「わかった。頼む、翼」
「俺ひとりが意地を張っても仕方がない。サッカーはチームスポーツ。この状況、全く脚が動かない俺より翼が守った方が絶対に阻止する確率は上がる」
グラブを渡した若島津に対して、「俺が肩を貸そう」と日向。
「ボクも手伝います」とタケシ。
反町はこの輪の中に入らないようです。
センターサークルの方に歩いて行く3人。
歩きながら日向が「おまえ、今のPKを決められなかったら、サッカーやめるつもりだったろ?」と話しかけます。
「な、なんでわかった!?」とあせる若島津。
「おまえとは長い付き合いだからな。それくらいはなんとなくわかるんだ」と日向。
タケシはといえば、「ボクはわからなかった」と情けない顔。
「でも、ふざけんなよ」
「そんなことは絶対させねえ」
「おまえをサッカーに誘ったのはこの俺だ。だからこの俺の許しなしに絶対にさせねえ。俺たちのサッカーはこの大会で終わりじゃねえ。この先もまだまだ続くんだ」
「続くってどこまでだよ。まさか死ぬまでやれってか」
「そうだな。とりあえず日本がワールドカップで優勝するまで、おまえと一緒にカップを掲げるまでは続けてもらうぜ」
背後にはふたりで優勝カップを掲げる想像図が描かれていました。
そこにタケシは一緒にいませんでした。
それを聞いた若島津は「フッ」とニヒルに笑い、「その前にオリンピックの金メダルもいただくがな。そのために俺は翼と代わったんだからな」と余裕のあるセリフ。
若島津って、日向相手にはセリフの口調が安定しませんね。
照れくさいのですかね。
そのような感情を作者さんはうまく書いておられると思います。
ふたりは翼について語ります。
「なんとなくわかるんだ。翼なら慣れないポジションでもなんとかしてくれるって。アンタもそう思うだろ?」
「そうだな。翼はそういう奴だよな。おまえがこうなってしまった以上、任せられるのは我らがキャプテン翼しかいないよな」
若島津を見守るようにセンターサークルへ向かう選手たち。
しかし、ただひとりペナルティエリア内に残る選手がいます。
我らが大空翼です。
「レフェリー、このあとのゴールは俺が守ります」
あっけに取られるレフェリーに対し、「ルール上は問題ないですよね?」と翼。
確かに「今ピッチの中にいるメンバーなら交代が認められるが…」
ニコッと笑った翼。
そのままゴール前に向かっていきます。
実況者もスペインチームもベンチにいる若林もびっくり。
吉良監督の意見は聞かなくていいのでしょうか?
前代未聞の展開となり、待て次号となりました。
キャプテン翼ライジングサンFINALS 第83話「このおれが守る!!」個人的感想と予想
以前、このブログに「翼がGKになり、ミカエルのシュートを止めて終わるのではないか」というコメントをいただいたのですが、その通りの流れになりつつありますね。
PK時のGKは交代できるのかというルールを調べたとき、ピッチ内のメンバーだけなのか、ベンチにいるメンバーも交代できるのかよくわからなかったのですが、この場合はピッチ内のメンバーだけだったようです。
誰がGKをするかとなると、やはり翼しかいませんかね?
岬は小柄ですし、三杉や松山あたりならこなしそうにも思えますが、翼以上かと言うと…
練習試合で立花兄弟がGKをしたことがありますが、彼らはいませんしね。
翼のことですから器用にこなすのでしょう。
しかし、いきなり何本も止めると、さすがに森崎や若島津の立場がありませんから、何本かは決められ、コツを覚えたところで止めるという流れになるでしょうか。
となると、最後はミカエルのシュートを阻止して試合終了。
「翼くんには参ったよ」とミカエルが話し、「いや、ミカエルが本調子なら今のシュートは決められていたよ」という感じで終わるのではないかと予想します。
しかし、このストーリー展開、高橋先生は試合前から考えていたのですかね?
すごいアイデアだと恐れ入ります。
来週を楽しみに待ちましょう!



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