第9話「黄金世代総攻撃!!」あらすじと紹介
前回、早田が放ったカミソリドライブシュート。
大方の読者の予想通り、これは決まらずクロスバー。
「決まれば、俺がヒーローになれたのに!」と悔しがる早田。
作者に愛されているキャラだとは思いますが、まだそこまでの存在にはなれていないようです。
ボールはまだ生きており、しかも、GKカリューシャスは体勢を崩しています。
弾かれたボールにいち早く反応したのは日向。
オーバーヘッドの体勢で久々のシュートシーン。
しかし、これはジャンプしたスペインDFグランディオスに左脚一本でブロックされます。
かつて翼と森崎を二人同時にゴールに吸い込ませた日向のオーバーヘッドですが、世界最高レベルの選手であるグランディオスには通用しなかったのか……と思われた直後、なんと日向はオーバーヘッドの体勢からもう一度反対の左脚でシュートへ。
執念の二段オーバーヘッド……でしたが、今度はブルーノに胸で防がれてしまいます。
日向の見せ場ではありましたが、ここは相手が悪かったというところでしょうか。
再びこぼれダマに。
次は誰かと思いきや、なんと再び反町。
「今度こそ決める。これを無人のゴールに蹴りこむだけだ」と反町。
「ヒーローは俺ではなくあいつか。まあ、決勝点になるなら誰でもかまわないが」とはあきらめのいい早田。
しかし、見せ場は作ってくれたものの、作者はそこまで甘くありません。
ここはミカエルが戻っていて、斜め後ろから高速ブロック。
ミカエルの引き立て役になってしまいます。
ボールは上空に飛び上がります。
「ミカエルがここまで戻っているなら翼も戻っているはず!」
松山らしき人物が叫びます。
予想通り、主人公の翼はここにいました。
得意のオーバーヘッドの体勢です。
なんだ、結局、主人公の翼が得点かよ……と一瞬思わせましたが、ここはミカエルが飛び上がり、オーバーヘッド体勢から両脚でボールを挟み込む形でブロック。
なんとなく、身体をひねってジャンプしたように見えましたが、ネーム絵ではよくわかりませんでした。
スペインの監督は「ミカエル、やつは守備においても天才だ!」と絶賛しています。
なお、両脚でボールを挟みこむまでの一連の動きは計算してのことだったということです。
両脚で挟み込むことでボールキープをできるとの読みでした。
しかし、ミカエルにもひとつ計算違いのことがありました。
岬太郎の存在です。
空中でもつれ合っている二人の間に入り込んだ岬は、挟み込まれたボールをかかと落としの要領でキック。
ボールをそぎ落とすような形で下に落とします。
ミカエルはこのキックで少し体勢を崩しました。
そのため、先に地上に落ちそうな翼が上手に着地すれば、シュートチャンス。
これは岬から翼へのパスでもありました。
「こ、ここでも邪魔者、岬くん」とはミカエル。
岬にはこの試合で『邪魔者』という新たな称号が加わってしまいましたね。
着地した翼。
シュートチャンスですが、翼に岬がいれば、ミカエルにはラファエルがいます。
「大丈夫、ミカエル、そのシュートは俺がブロックする」と余計なことを叫びます。
叫んだことで翼に位置を知られてしまいました。
察知した翼は左手を軸に回転し、シュートと見せかけて後ろへバックパス。
「腕立て旋回バックパスだー!」と実況者が叫びます。
ここに走りこんでいたのは次藤。
なんと、翼はこの次藤のオーバーラップまで察知していたとのこと。
次藤も驚いています。
もっと驚いていたのはミカエルです。
「自分は翼や日本を見くびっては駄目だ。自分は本物のサッカーをまだ始めたばかりではないか……主よ、赦したまえ」と反省モード。
そんなミカエルの想いにおかまいなく次藤はミドルシュート。
「メガトンパワフル弾丸シュート!」と、また新たなる必殺シュートが誕生しました。
翼のパスはシュート並みの威力ではなかったようで、反動蹴速迅砲にはならないようです。
「早田、悪いな! ヒーローになるのはワシタイ!」とは次藤のセリフ。
さて、次号、このシュートは決まるのでしょうか?
第9話「黄金世代総攻撃!!」個人的感想と次回予想など
次藤のこのシュート、決まりますかね?
ミカエル、ラファエルは追いつける場所にはいませんが、ブルーノ、グランディオスは体勢を立て直しているかな?
カリューシャスはどうなんでしょう?
威力のありそうなシュートなので、巨漢のパジョルが防ぐのではないかというのが個人的予想です。
次藤のシュートなので、こぼれダマに佐野が反応したら神展開かなと思いますが、どうでしょう?
とはいえ、この次藤のシュートに関しては決まらないというのが個人的予想です。
翼が味方を活かすプレイを宣言している以上、翼以外の誰かがシュートを決めそうだなとは思っています。
松山あたり、最近得点シーンがないような……
若島津がオーバーラップしてきて決めるのも面白いかも……
それにしても、新田と葵から交代したあと、佐野や反町にここまで見せ場があるとは思いませんでした。
反町なんか二度シュートシーンがありました。
こうやって、脇役(?)たちが活躍できる展開になったのはネーム連載による高橋先生の余裕ですかね?
先が予想できず、面白い流れになってきたように思います。
来週を楽しみに待ちましょう。
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