今月のキャプテン翼12/2 第131話「ラファエルとミカエルと」(ネタバレあり)

キャプテン翼ライジングサン
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日本、スペイン両チームのウォーミングアップはまだ続いていました。
スタンドではサウールがスポーツ紙からコメントを求められています。
マドリッドスポーツ紙からは手記の感想を聞かれ、「多くの人に手記を読んでもらえてとてもうれしい」と答えます。
続いてバルセロナスポーツ紙から「今日の試合の展開を期待しますか?」と聞かれますが、サウールは社名を聞いて「そこにガンビーノさんはいますか?」と逆質問。
記者がガンビーノは今日現場に来ていない旨を口にすると、サウールは「素晴らしい手記を書いてくれて、とても感謝していると伝えてください」ということでした。
なお、当のガンビーノ氏ですが、のんびり奥さんとカフェで食事中でした。

ここで一瞬、回想シーンが入ります。
ミカエル、ラファエル、サウールがソリアの町でおよそ10年ぶりに再会したシーンでした。

スタンドが少しざわめきます。
フランスを下して決勝進出を果たしたブラジル代表が試合の偵察に来たのでした。
見開きページで「バアーン!」という擬音と共に姿を表していました。
サンターナとナトゥレーザは試合内容を楽しみにしながらも、「俺たちふたりは翼にもミカエルにもリーガでの借りがあるからな」と話します。
なお、ロベルトは翼だけを見ていました。
ロベルトは日本(というより翼)が決勝まで勝ち上がってくることを望んでいました。

再び手記のシーンへ。
最終章「輝ける未来」とのことです。
何章まであるのかと不安でしたが、6章構成だったようです。
ミカエルはサウール、セリーナ、サウールの両親とともに、ヌマンシアで活躍中のラファエルの試合を観戦していました。
張り切るラファエルは絶好調。
1ゴール2アシストの活躍でした。
試合後、サウールの両親はミカエルの直接の謝罪を受け入れます。
それだけでなく、ファニート神父の謝罪を受け入れられなかったことをサウールの両親は逆に謝罪します。
当時の自分たちは事故のことを何ひとつ思い出したくなく、門前払いにして申し訳なかったと。
ミカエルは「それが普通の感覚だと思います」と答え、「ファニート神父もそのことは充分わかっておられたと思いますよ」と言葉を続けます。
「そうでしょうか?」
「天国の神父様は私たちのことをお許しになられるでしょうか?」と問いかけるサウールの父。
「許すも何も、あなた方はなにひとつ罪になることをしていません。罪を犯したのは幼い頃の僕ですから」とミカエルは語ります。
ミカエルの心境を悟るサウールの父。
「君も罪を犯しただなんて思わないでくれ。あれは不慮の事故だ」と言い切り、「背中に背負った重い十字架をおろしてくれ」と言葉をかけます。
ミカエルの頬を涙がつたいます。

サウールはといえば、ラファエルのゲームシャツをセリーナの分までもらって大喜びです。
「僕たちのペアルックお似合いだろ」と上機嫌。
まず「次の試合もがんばってくれ」とラファエルに声をかけます。
さらに「ブラインドサッカーの試合もふたりで見に来てくれ」「僕らの結婚式にも必ず参列してくれよ!」と陽気に立ち去ります。
快諾するラファエル。
ミカエルに対しては「監督に話をしておくから、その気になったらいつでもヌマンシアの練習に参加してくれ」と話します。
「食事でもして、家に泊まって行くか」とも話しかけますが、ミカエルはバルセロナに戻り、明日はマドリッドへ行くと伝えます。
2回目のクラシコを見るためでした。
「クラシコを見て、また君がサッカーをやりたいと思ってくれたらいいけど」とラファエル。
しかし、ミカエルは今日のヌマンシアの試合を見て、すでにまたサッカーをやりたいと思っていると笑顔で応えます。
ミカエルは最後にひとつだけラファエルに頼みごとをします。
リーガのサッカーボールを新品でなくてもいいからひとつくれないかということでした。
ずっと蹴り続けていたボールが昨日パンクしてしまったとのこと。
快諾され、ボールを渡されるミカエル。
「必ず連絡するよ」と約束し、ヌマンシアを立ち去ります。
ボールを蹴り出したミカエルはいきなりセグウェイドリブル。
心が軽くなったのでしょうね。
そのテクニックに目撃した家族が驚くほどでした。
これだけの曲芸を見せられたら、誰でも驚くとは思いますが……

ミカエルはその後、リーガ最終盤にヌマンシアの選手として登場。
マドリッド、バレンシアを撃破。
ヌマンシアのリーガ残留に貢献したと手記は続きます。
あれ、ナトゥレーザがやられた描写はありましたけど、サンターナがやられた描写なんてありましたっけ?
なお、このわずか2試合でのプレイが評価され、急遽オリンピック代表に招集とのことです。
オリンピック本戦でも大活躍。
特にメキシコ戦で見せた後半45分だけで6点取ったプレイは後世に語り継がれるプレイだと絶賛。
ガンビーノ氏はこれからのスペインサッカー界を担うであろう3人として、ミカエル、ラファエル、サウールの名を挙げ、これからの彼らに輝かしい未来が訪れることを願い、手記を締めくくりました。
「ミカエルの真実・完」とのことです。
ミカエルのすごさは描写が何度かありましたが、ラファエルって、それほどの選手としてまだ扱われていないような気がするのですが、まあ、そこはツッコまないでおきましょう。
とりあえず、これでミカエルの自己紹介的な内容はすべて完結したようです。
次回はいよいよ試合が始まるのでしょうか?

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