キャプテン翼メモリーズ4「最強明和FC伝説」vol6 ネタバレあり

キャプテン翼ライジングサン
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今月のあらすじ

前回、放たれた日向の豪快なミドルシュート。
これに若島津は反応。
奇声をあげながら、正拳ディフェンスで止めます。

しかし、さすがは後に森崎のアゴをふっとばす日向のシュート。
あまりの威力に若島津の正拳は押されます。
それでも根性で押し返す若島津。

弾かれたボールはゴールポストに衝突。
跳ね返り、ゴールライン上の微妙なところへ。
すると、今度は手刀ディフェンスでこれを阻止。
ボールを弾き出します。

渾身のシュートを防がれ、一瞬呆然とする日向。
しかし、「勝負は終わりじゃねえ!」と、ボールが自分の前に転がって来たことで正気に。
正気になった日向は意外と冷静でもありました。

体勢を崩している若島津の反対方向に撃てば確実にシュートは決まるでしょうが「それではつまらない」と。
狙うのは若島津の肩口……場合によっては「顔面を弾き飛ばしてやる」と再び強烈なシュート。

正面へのシュートではありながら、ピンチを迎えた若島津。
「片手では弾き飛ばされてしまう……」と、瞬時の判断で両手を組み、「両手手刀ディフェンス」によって、これを防ぎます。
後の武蔵中との対決で、一ノ瀬、真田、本間のシュートを防いだときの技に似ていました。
森崎なら顔面に強烈なシュートを受けていたでしょうが、勝敗は顔で決まるジャンプ漫画ですから、若島津にそのような醜態はありません。

ボールは上空へ。
「なんて反射神経だ!」
「なんて強烈なシュートだ!」
と、暗にお互いを認めあうふたり。

勝負は落下してくるボールへの対応で決まることに。
ジャンピングヘッドに行く日向。
一瞬、蹴りに行くかと迷いながらも、サッカーのGKは手を使えるのだから……と若島津は正拳ディフェンスを選択。

空中での激突はまたも互角でした。
ですが、ボールがこぼれた結果、若島津の強烈な正拳が日向の顔面に。
日向少年は鼻血を出してグランドに倒れ落ちることになりました。

若島津の反則、PKじゃないかという声が。
しかし、審判を務める体育教師の判断は、「若島津のパンチはちゃんとボールに行っていた。そのあとのプレイは不可抗力」ということでした。

とはいえ、そんな冷静に体育の授業にすぎない試合を分析している場合ではありません。
日向は激突で脳震盪、さらには鼻血を出しています。
早く保険の先生を呼んできてくれという話になります。

若島津はというと、勝負の内容は互角に近かったけれど、ノーゴール判定なら俺の勝ちかなと分析。
「とりあえず、先週の借りは返したぜ、大将」
腕を前に交差させ、「押忍!」とポーズを取って勝利宣言でした。

なお、授業を無視して試合を見ていたタケシは教師から大目玉をくらい、放課後居残り勉強が確定しました。

場面は明和FCへ。
額に包帯、鼻に絆創膏をバツ印に貼られた日向が、またしても吉良監督に笑われています。
今の時代なら授業中のケガなんていうと、教師が親に謝罪に行くような事態となりますが、この頃はおおらかな時代だったのでしょう。

試合を見ていたタケシが吉良監督に様子を説明します。
「まさか日向さんのシュートがサッカー素人の若島津さんに防がれるなんて」とタケシ。
悔しい日向は「あのとき逆方向に蹴っていれば簡単にゴールできたけどな。それじゃあつまらないからあえて奴の肩口を狙ったんだ」と反論。
「あれ、日向さんが負け惜しみ言うなんて珍しいですね」と命知らずのタケシ。
「うるせえ、負け惜しみじゃねえ! それにあの判定はおかしいだろ、PKだろ!」と日向はさらに反論。
「イヤイヤ、今回は完全に日向さんの負け。これで勝負は一勝一敗です」と断定するタケシ。
小学校6年時の日向には、チームの誰も意見できないような雰囲気でしたが、この頃の日向はまだ丸かったのでしょうか。

「でも、2本のシュートは間違いなくそいつに防がれたんだろ」と口を開いた吉良監督。
「だとしたらタケシ、そいつはサッカー素人なんかじゃねえ」
「そいつは間違いなく……天才GKだ!」
この吉良監督のセリフで今月はおしまいでした。

私的感想

今月は18ページ。
カラーページもありました。
日向と若島津の対決自体は、まあ予想どおりかなと。
ただ、日向に対してタケシが結構言いたい放題なのが気になりました。
無印版の日向に対しては、チームメイトが意見をしにくいような存在だったように思うのですが。

それと「若島津さんは元々FWの選手だったけれど、日向さんがいたからGKになった」というタケシのセリフが本編にありませんでしたっけ?
だから、FWもこなす二刀流GKになったということだったはず。
しかし、このメモリーズでは最初からGKになりそうな勢いです。
徐々に軌道修正されていくのでしょうか。

次回は日向がリベンジと予告されていましたが、そろそろ岬にも登場してほしいかなと。
この明和FC編、何話まで描かれるのでしょうね?
作者が楽しんで描いているようには思っているのですが、過去設定の改変につながらないか気になるところではあります。
まあ、11月を楽しみに待ちましょう。

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