キャプテン翼メモリーズ4「最強明和FC伝説」vol14 ネタバレあり

キャプテン翼ライジングサン
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キャプテン翼メモリーズ4「最強明和FC伝説」第14話・あらすじ

埼玉県大会準々決勝、明和FC対深谷SSの戦いは現在PK戦までもつれています。

双方、4人目までが蹴り終わり、3-3の同点。

若島津が前回4人目のシュートを止めたところで終わっていました。

5人目を俺に蹴らせろと主張する日向小次郎少年。

「ルールを知らんのか?」と諭す吉良監督。

PK戦では選手交代ができません。

試合終了時にピッチにいた選手しか出場できないのですね。

では、明和FCの5人目は誰か……というと、岬太郎少年。

このときは5年生だからか背番号22を背負っています。

日向不在でまとまりのないチームの中、岬だけは冷静にプレイしたと評する吉良監督。

実際、岬は冷静にゴールを決めます。

これで、若島津が5人目を止めれば明和FCの勝利となりました。

「頼む、若島津止めてくれー!」

「次の試合に出させてくれー! みんなに示しがつかねえー!」

と、やや自分勝手にも思いましたが、日向少年魂の叫び。

天才GK若島津は初めてのPK戦でしたが、5本目を迎え、冷静な思考を取り戻していました。

「あとがない相手はゴールマウスを外したくないはず」

「となると、近くに蹴ってくる。それなら、コースを読まなくても蹴ってから反応しても間に合うはず」

結果、見事な反応でシュートを阻止。

明和FC準決勝進出です。

場面は日向家へ。

日向母の正代さんは休んだことで少し体力が回復。

それを見た三苫のおばちゃんがみんなで日向の試合を見に行かないかと提案。

日向の弟たちも見に行きたいと賛同。

面倒見のいい三苫のおばちゃんは車まで用意して皆を試合会場まで運んでくれます。

準決勝。

これまでの鬱憤を晴らすかのように日向はゴールラッシュ。

家族だけでなく、応援に来たトラック仲間のおっちゃんたちも大騒ぎ。

吉良監督もすでに一杯ひっかけたあとのようで上機嫌。

中盤のタケシと岬から日向にパスがバンバンつながり、なんと20分ハーフの試合でトータル10点を獲得。

10-0で行田FCを下します。

「最強明和FC」

その姿を見た吉良監督が今、この瞬間が明和FC歴代最強のチームかもしれないとつぶやきます。

さいたま少年サッカーフェスティバル決勝戦。

130チームが参加し、秋のチャンピオンを決める一戦です。

対戦相手は大宮FC。

大会三連覇中、夏の大会で明和を下し、全国大会でもベスト4まで進んだ強豪です。

「夏の借りを返すときが来たな」と発破をかける吉良監督。

「6年生は最後の大会だから悔いのない戦いをしてこい」と選手たちを送ります。

好試合が予想された決勝戦でしたが、試合は終始明和FCペース。

タケシと岬が中盤を完全に支配。

日向はゴール量産、試合に慣れた若島津は鉄壁の守備。

「夏は5点しか取れずに負けた」という日向。

貪欲にゴールを奪い、試合終盤時点で7-0。

明和FC初の県大会制覇まであと少し……ここで、吉良監督が粋な計らいを見せます。

選手交代。

キーパー若島津に代えて、山本。

若島津を指導した6年生の山本少年に最後の花道を用意してあげたのでした。

石崎に見たビジュアルの山本少年。

勝敗は顔で決まるジャンプ漫画の世界では活躍できないタイプですが、大宮FCの最後のシュートをがっちりとキャッチ。

見せ場があってよかったですね。

吉良監督だけでなく、彼もまた若島津の師匠といえるのではないでしょうか。

なお、ここで試合終了となりました。

観客席では若島津父と若島津兄が抱き合って喜んでいます。

クールな登場をした若島津真でしたが、いつの間にかキャラクターが変わったようです。

時間軸が現代に戻り、マドリッドオリンピック準決勝前夜。

吉良監督がこのときの日向のことを思い出しています。

「思えば、あのときが小次郎が子どもらしく何事にもとらわれず純粋にサッカーをプレイした最後だったかもな」と。

日向6年生時の明和FCは、岬が抜け、若島津が年明けに交通事故(冬場の出来事だったのですね)。

そこから、日向は吉良監督以上に厳しい指導をするようになりました。

さらには母親が再び病に倒れたこともあり、日向少年はますます厳しくなっていきます。

「猛虎・日向小次郎」の誕生でした。

全国少年サッカー選手権大会で、日向は大空翼と2度に渡り対戦。

かつての日向のように純粋にサッカーを楽しむ大空翼との対戦はワクワクしたと吉良監督が回想します。

このふたりを今指揮する立場にいる以上、オリンピックで優勝したいと強く意気込むのでした。

時間軸は再び過去へ。

6年生開始時点かと思われます。

母親が三苫のおばちゃんと弁当屋を始めたことで、安堵した小次郎少年は次の目標は夏の全国制覇だと意気込みます。

荒川の土手が東京湾にまで続いていることに気づき、いけるところまでいこうか走り始めた日向。

一方、下流にいた大空翼は荒川の上流のいけるところまでドリブルしてみようかなとドリブル開始。

どれくらいの距離か想像もつきませんが、土手の途中でふたりはすれちがいます。

実はこのとき、ふたりは遭遇していたのでした。

「こののち、このふたり……および、ふたりがこの先出会うライバルたちにより、日本サッカー界が大きく発展していくとは、このとき誰が予想できただろう」

ここでキャプテン翼メモリーズ4「最強明和FC伝説」は「完」となりました。

本編は「未完」でしたが、メモリーズは「完」ということです。

最後のシーンはキャプテン翼無印版第1話で、翼が若林からゴールを奪う激突シーンのオマージュですかね。

最強明和FC伝説・個人的感想

これまで無印版6年生時の日向に比べてキャラクターが軽いなと言われていて、歴史改変などと言われていたわけですが、日向が厳しくなったのは岬たちが去ってからの6年生時からだということが判明しました。

5年生時の日向は純粋にサッカーを楽しむ明るい少年だったと。

その割に無印版の少年サッカー大会決勝戦では「サッカーって楽しいものだったんだな」と日向が気づくシーンがありますが、そこは深く突っ込まないでおきましょう。

岬が日向のことを「小次郎」と呼び捨てにするのも謎でしたが、当時は丸かったと考えれば打倒なのですかね。

若島津が大けがをしたのは5年生時の年明けだということも判明しました。

ということは、秋の大会が終わってから年末までのわずかな間に若島津は天才GKと呼ばれるほど急成長したということになりますかね。

秋の大会は10月半ばのことだったはずですが、そこから松山のPKを簡単に止められる存在になるなんてすごいですね。

ラストシーン。

ライバル同士が実は過去にすれ違っていたなんていうのはよくあるシーンですが、翼と日向の出会いが現実世界にも影響を及ぼし、日本サッカー界の発展につながったのもまた事実です。

思えば、すごい漫画だったなと心から思いますね。

高橋陽一先生は漫画家の第一線からは退き、本編については今後ネームで公表されるわけですが、このメモリーズはたまに描いてくれないかなと期待したいですね。

メモリーズ最終話が掲載されているキャプテン翼マガジン最終号はプレミアがついている感じです。

お高くなる前に早めに手に入れましょう。

メモリーズの最新巻が6月に発売されるようです。

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