キャプテン翼は漫画としての歴史を一旦終えましたが、今後ネーム(鉛筆による下書き)としての連載が下記のWEBサイトで始まることになりました。
タイトルも「キャプテン翼ライジングサンTHE FINAL」から「キャプテン翼ライジングサンFINALS」とマイナーチェンジされています。
今後、無料で公開されるのかなどの謎はまだ多いのですが、とりあえずこれまで同様、適度にツッコミを入れながら紹介と感想を書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
ネタバレありの紹介となりますので、そのあたりはご注意ください。
キャプテン翼ライジングサンFINALS 第1話「再開!!」あらすじ
タイトルの「再開!!」というのが、漫画が再開という意味なのか、試合が再開という意味なのかはよくわかりませんが、とにかく、前回翼とミカエルが激突し、ボールが空中に飛び上がったところで終わっていましたので、そこからの再開となります。
両者はあまりの衝撃で互いに後方に飛ばされます。
それを見た世界中の選手やチームメイトたちが「翼!」「ミカエル!」などと叫んでいます。
なお、ネームなので誰が誰だかはっきりわかりにくいため、人物の顔の下に名前が書かれています。
日向、石崎、ピエール、クライフォート、ディアスらの名前が確認できます。
翼とミカエルは脚がしびれて動けません。
この手の激突は過去に何度かあったわけですが、翼によると、これまで受けた中でも最上級のしびれだそうです。
日向、シュナイダー、ナトゥレーザなどの面々が思い浮かびましたが、彼らよりも上ということでしょうか。
まったく動けないというふたりにかわって、落下してきたボールをキープしたのは松山。
なんだか久しぶりに姿を見たような気がします。
「ナイスキープ!」と早田、石崎、次藤らに声をかけられますが、スペインも奪い返してやると怒涛の寄せ。
キープ力に定評のある松山ですが、ここはドリブルに行かず、横へのパスを選択します。
ボールを受けたのは早田。
早田は次藤へ、次藤は井沢へ、井沢は松山にボールを返し、松山は石崎に回し、そして石崎はボールを前目にいる岬へとつなぎます。
なんとなく、再開を記念して日本イレブンを紹介したようなふうにも見えますが、日本の素早いパス回しがスペインが得意とする「ティキタカ」を彷彿させると観客やスペインイレブンたちが驚いています。
そして、そのプレイを見た吉良監督は思わず涙。
「ヘボ監督であるワシの指示などなくても、みんな巧くなっている」
「自分たちの意思でプレイしている」
「小学生から見てきたやつらが立派に成長している」
と、感動したとのこと。
猛虎日向小次郎を育てた吉良監督も涙もろくなったものです。
その様子を見た三杉が「監督、泣くのはまだ早いです。勝って歓喜の涙を流しましょう」と粋なセリフ。
一方、翼とミカエルはまだ動けません。
それを見た早田と次藤は試合前に石崎が唱えた「翼とミカエル以外の10対10のプレイが勝敗を分ける」という趣旨の発言を思い出します(そういえば、そんなセリフがありましたね……)。
ここがまさにその場面だと日本の5人が判断。
コマ下の説明書きによると佐野、日向、反町、松山、岬のようです。
スペインが前がかりになってきている今こそ追加点のチャンスだと松山は前線にパス。
岬がボールを持っていたように思ったのですが、いつの間にかパス回しの結果松山に戻っていたようです。
このパスが反町に届きます。
並走する日向が「来い、反町!」とパスを要求。
「新しいツートップ、元東邦学園コンビ」などと評されますが、この反町から日向のパスを投入されたばかりのスペインボランチ、OA枠のヴァレロンがカット。
ヴァレロンさん、見せ場が用意されていたのですね。
それにしても反町はやはりこういう役割ですか……
ヴァレロンは迷いなく、これを前線の脚がしびれたままのミカエルにパス。
「カマーチョ監督からの俺への指示は『ミカエルにボールを集めろ』だからな」という大人な判断。
一瞬戸惑いを見せたミカエルですが、立膝をついたままの体勢から左脚の膝でキープ。
「そうだ、左脚だけでもプレイはできる。左脚だけでも……」と言いつつ、フィールドゴマの体勢に「右脚」を軸にして入ります。
そこで今週はおしまいでした。
第1話の個人的感想
いつものキャプテン翼がそのまま続いている感じです。
ネームなので各キャラの見分けがつきにくいため(愛読者以外はネームでなくてもわかりにくかったかもしれませんが……)、コマの下に名前が書かれているのがありがたかったです。
反町は今のところ残念な感じですが、松山らに見せ場があったのはよかったですね。
今後も翼以外のキャラたちに見せ場が欲しいところです。
個人的にミカエルの変態技はもういらないかな……
近いうちに、少なくとも悪魔モードのミカエルが得点するのでしょうね。
どんな形で点を取るのか……若林の出番はあるのか、そのあたりが気になるところです。
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