二次創作・キャプテン翼、黄金世代エピソード「ケンカ最強は誰だったか?」

キャプテン翼小説
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<ご注意>
この話は私が勝手に考えたキャプテン翼世界のオリジナルストーリーが元になっています。
そこでは石崎や立花兄弟はタレントになっていますが、実際のキャプテン翼にこのようなエピソードはありませんのでお間違えのないようお願いします。
面白いと思われた方は、過去に私が書いたオリジナルストーリーが当ブログ内の「キャプテン翼小説」カテゴリーにあるので読んでみてください。

石崎了(以下、石)「みなさんこんばんは。今週もFM南葛からお送りする『石崎了の顔面ブロック』のお時間がやってまいりました。進行はもちろん元日本代表DFとして黄金世代を支えた名選手、石崎了です。よろしく! 今日は素敵なゲストに来てもらっています。かつて日本代表選手として活躍したタレント「ヤマザル&大丸」のヤマザルコンビ、双子でも有名な立花兄弟です」

立花政夫(以下、政)、和夫(以下、和)「こんばんは! スカイラブハリケーン!」

石「寒い一発ギャグをありがとう……いやー、久しぶりだなヤマザルコンビ」

政「俺たちのことをヤマザルっていうけど、おまえだってサル顔じゃないか」

石「ははは、確かに一時はおまえたちの仲間に入れてもらおうと思ったけどな。でも、俺は田舎者じゃないからヤマザルっていうのはな」

和「南葛だって、たいした都会じゃないだろ」

石「こらこら、リスナーを怒らせるようなことを言うんじゃない……あ、申し遅れましたが、この番組は関東一円に店舗を持つスーパー銭湯グループ「石乃湯」の提供でお送りします」

政「スポンサー、おまえの会社だったのかよ」

石「ああ、だから言いたい放題だ。心配するな」

和「言いたい放題ってなんだよ」

石「某黄金世代選手の悪口とか……こらこら、余計なことを言わすんじゃない。さて、今日のお題は南葛市にお住まいの森崎有三さんからいただいた『黄金世代の日本代表でケンカ最強は誰だったのですか?』ということについて、議論したいと思います」

政「森崎有三? あの森崎か?」

石「うーん、ペンネームなのか本名なのかわからないな。住所も書いてないし」

和「なんか、本人っぽいけど、まあいいか……最弱は森崎だったよな」

政「だな。昔、日向のシュートをアゴに食らって、おびえていた姿を思い出すよ」

和「キーパーとして相手のシュートが怖いというのは厳しいよな。それでも代表としてそれなりに出場していたのは尊敬するけど」

石「俺なんか顔面からシュートに飛び込んでいたのにな。キーパーやればよかったかな?」

和「おまえはチビだから向いてないよ。とはいえ、チビの俺も一回だけやったことがあるけどな」

石「そうだったっけ?」

和「リアルジャパン7のときさ。綺麗にキャッチして、賀茂のおっさんが驚いていただろ」

石「ああ、あのゴタゴタがあったときか」

政「あのとき、俺たちもいろいろ技を覚えたけど、あまり披露する機会はなかったな……」

石「遠い目をして言うなよ……ラジオだから伝わらないんだよ。ところで、名前の出た日向だけど、最強のひとりかな」

政「確かに。特に小学生のときは身体もデカかったし、最強かどうかはともかく、強い部類だったんじゃないかな」

和「ただ、ジュニアユースのときにシュナイダーに簡単にふっとばされた挙げ句、最後は若林に殴られて、半泣きになっていたからな……」

石「そういや、そんなことがあったな」

政「日向はハングリーだった小学生のときは松山を食堂でぶん殴ったりして、近寄りがたいところがあったけど、中学になったら少し丸くなったよな。それと、涙もろいところがあったように思う」

石「ああ、あの食堂事件か。翼と三杉が止めたんだっけ」

和「そうだった、そうだった……でも、松山はあの件をずっと根に持っていたよな」

政「チームメイトたちが見ている前で殴られたからな。キャプテンの威厳がな……それ以前に松山はこだわりが結構強かったかな。得意の低空飛行のミドルシュートを使う選手がいたら、『あれは俺の技だ!』なんて言っていたし。世界には同じようなシュートを撃つ奴がたくさんいたのに」

石「ボールキープが得意なのも、執着が強いからかもしれないな(笑) よく言えば粘り強いというか」

政「執念ナンバー1は松山だな(笑)」

石「さて、最強論争を続けるけど、日向を殴った若林は『タイマンならいつでも受けてやる』なんて言っていたな。それと、なにより空手の有段者である若島津も外せないだろう」

和「確かに」

政「そのとおりだな。ふたりともキーパーだけあって身体も大きいし、血の気も多かったな。ケガも多いふたりだったけど」

和「パワーは同じくらいだったかもしれないけど、やっぱり空手の有段者というのは大きいよな。噂では、パンチで机をぶっ壊したなんて話もある。ただ、パワーだけなら、次藤や高杉なんかも強かったけどな」

政「次藤は『ストリートファイトで鍛えていた』なんて武勇伝を話していたな。いつも俺たちの名前を間違えていたけど(笑)」

石「お前たち、顔も一緒なのに髪型まで一緒にするからわからないんだよ」

和「次藤はパワーなら最強かもしれないけど、頭が足りなかったんじゃないかな(笑) 若島津と対決しても、打撃なら負けるんじゃないか。捕まえたら次藤が勝つかもしれないけど」

政「その次藤も試合ではデンマークのギロッポンコンビに負けていたけどな」

石「おまえら、俺の義理の従兄弟をボロカスに言いやがって……デンマークのあいつらは二人がかりだったし、しかもデカすぎる奴らだったから仕方がないんじゃないかな」

政「次藤でも、相手が自分よりデカイ外国人相手だと厳しいか」

和「デカイといえば、ドイツのミューラーだよな。ジュニアユースの時点で2m近い身長があったし、噂では大きな岩をパンチで砕いたとか」

政「本当かよ、それ……化け物だな」

石「コラコラ、日本代表の最強を決める話し合いだから、外国人選手はノーカウントだ。話を戻そう」

和「そうだったな……ところで、さっき名前が出た高杉はどうなんだ? 温厚なイメージがあるけど」

石「高杉か……実はあいつ結構怒らせると怖いんだよ。中学時代の決勝でラフプレイがあって、日向が『わざとやりやがったな!』と食ってかかっても『手を離せ!』と、ピシッと振り払ったくらいだからな」

政「そういえば、そんなシーンを見た記憶があるな」

石「普段はニコニコしているように見えるけど、よく見ると目が笑ってないんだよな」

和「うーん、じゃあ若島津、次藤と並んで、最強候補のひとりに入れておこう」

石「その若島津に弟子入りした新田も空手の有段者になったけど、やっぱり師匠の若島津にはかなわないかな」

政「そうだな。でも、あいつ中1のとき、3年の日向に生意気な口をきいたなんて噂があるな」

和「確か日向が『今年こそ総合力で勝る東邦学園が優勝だ』と言ったら、『日向さんよ、そんなことは一度でも日本一になってから言いな』と言ったらしい」

石「あの日向に恐ろしいことを言うなあ……若島津に弟子入りしてからは、日向にはペコペコしていたけどな」

和「中二病が少し早く来たのかもな(笑) しかし、若島津って、あんなに強いのに日向には心服していたよな」

政「ワールドユースのときに少し逆らったみたいだけどな。小学生時代に入院していたとき、日向がよく見舞いに来てくれたとか言っていたけど」

石「人間性の大きさに惚れたという感じだな……そういえば、ずっと疑問だったのだけど、岬だけはなぜか日向のことを『小次郎』って呼ぶんだよな。若島津やタケシらは『キャプテン』とか『日向さん』と呼んでいたのに」

和「そういえば、そうだな。なんでだろ?」

政「森崎の書いた本に少し書いてあったな。『日向はもしかしたら小学生時代、岬にキャプテンの座を譲ってもらったんじゃないか』って」

石「『その本はゴーストライターが書いた』とも言われているけど、ゴーストライターうんぬんは、若島津が激怒して森崎をシメに来たとき、とっさについた嘘だと言われているな、実際は森崎が書いたんじゃないかな」

和「本当のところはわからないけど、キャプテンを譲った話はありえるかもな。小学校時代の日向は力まかせのプレイばっかりだったし、テクニックなら岬の方が上だっただろ。ただ、岬は毎年転校するような少年時代を過ごしていたから遠慮したのかも」

石「まあ、そのあたりは謎だな……ただ、岬もたまにすごい執念を見せることがあるし、影の支配者みたいなものかも(笑) さて、ここで一曲入れようかな。今日の一曲は、沖田浩之さんが歌う『燃えてヒーロー』です」

和「名曲だな。今は一番しか流れなかったけど、二番に出てくる『チャンバ』というのは、ばあちゃんのことらしいぞ」

石「なかなかマニアックなことに詳しいな。さて、話を戻そうか……ところで、さっきから話に出てこないけど、翼はどうなんだろうな。あいつ中学時代、ボクシングの世界チャンピオン神田幸志にケンカで勝っているんだよな」

政「それは俺も聞いたことがある。翼の奥さんの早苗さんをめぐるタイマンだったらしいな」

石「噂ではキック一発で神田の骨を砕いたらしいけれど」

和「すごいな、それ……キック力なら翼か日向が最強ということか」

政「ふたりのシュートはネットを突き破ってコンクリートの壁にめり込んだなんて伝説があるな」

石「そういや、翼は日向のことを『日向くん』と呼ぶな。日向は『翼』と呼び捨てだったけど」

和「その日向を『小次郎』と呼ぶ岬(笑)」

石「翼はいろいろあって誤解されているんだよな。本当は結構謙虚なところもある奴なのに」

政「俺たちにはそんなふうには見えなかったけど……まあ、それほど悪いやつでもなかったよな」

石「そうだな……いかん、いかん、また話が脱線している。話を続けよう」

和「身体のデカイ奴でひとり忘れていた。中西も強そうだったよな。しかも、結構動ける奴だったし」

政「西の大将というところか。早田はプレイスタイルは激しかったけれど、普段はそう荒っぽい奴じゃなかったしな」

石「中西といえば、小学校の全国大会のとき、最後、翼の脚を潰そうとしたんだよな。成功したら歴史が変わっていたかもな」

和「翼って、小さい頃、トラックにはねられたけど、ボールがクッション代わりになって助かったんだよな。つくづく強運な奴だよな」

石「中学時代はケガで苦労していたけどな」

政「あのとき、翼が本調子だったら、南葛はあっさり優勝していたかもな」

和「日向が監督ともめて決勝しか出場しなかったり、いろいろあった大会だったな」

石「さて、そろそろ番組終了が近づいてきた。最後にまとめようか」

政「打撃なら若島津、捕まえたら次藤、怒ったら高杉、執念を見せたら松山、キック力なら翼、西の大将が中西、人間的に大きくて番長になるのが日向、それを影で操る岬という感じだな。ひとりに絞るのは難しいかな」

和「だけど、最弱は森崎だな(笑)」

政「確かに(笑)」

石「おや、スタジオの外がなんか騒がしいぞ……な、なんだ……あれ、誰か入ってきた。あ、おまえは森崎!」

森崎(以下、森)「こらー、誰が最弱だ! お前らこそチビで最弱じゃないか!」

石「コラ! 人の番組をめちゃくちゃにするんじゃない!」

森「うるさい、どうせ人気のないローカル番組じゃないか! みなさん、こいつらの言うことなんか信用してはいけませんよ。真実は森崎有三著『黄金世代を一番後ろから見ていた男』に書かれていますからねー、ぜひ買ってください!」

石「コラコラ! 結局、本の宣伝かよ……それではみなさん、また来週。石乃湯プレゼンツ『石崎了の顔面ブロック』でした」

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