今月のキャプテン翼1/5 第145話「ハーフタイム」ネタバレあり

キャプテン翼ライジングサン
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マドリッドオリンピック準決勝、日本対スペインの一戦は前半終了時点で2対2。
ハーフタイムを迎えます。

まずはレストランで試合を観戦中のガンビーノ夫妻の場面から始まります。
「まれにみる好勝負。前半戦はまったくの互角。ミカエルと翼の勝負も互角だったな」
「後半戦が楽しみだな」と語るガンビーノ氏。

ガンビーノ氏はバルセロナスポーツを退社し、フリーのスポーツライターになりたい意向を奥さんに伝えます。
「ミカエルを取材してみて、長い手記を書かせてもらったが、それでも伝えきれないことが多かった」
「これからはスポーツをもっともっと深く掘り下げてより濃い内容の記事を書きたい」
とのことです。

こういうとき必ず賛成するのが、この漫画の奥様方。
ガンビーノ夫人マリーゼさんも例外ではなく、
「あなたはあなたのやりたい仕事をしてください」
「私もそれについていきますから」
と、快諾します。

思わず奥様を抱きしめるガンビーノ氏ですが、そんなときに電話が入ります。
電話はバルセロナスポーツのキャップ(編集長?)からでした。
まずは手記のおかげでバルセロナスポーツが爆売れしたことと、手記だけの販売が決まったことが告げられます。
その一方、ミカエルは自分が生んだ子かもしれないとか、生き別れた息子かもしれないといった胡散臭い電話も入っていることがわかります。

ただ、ひとつだけ気になった通報がありました。
セビージャの病院に勤める医師からの通報で、医師が担当している末期がんの女性が「私はミカエルの伯母」と言っているとのこと。
彼女が言うにはそれを証明する証拠があるとのこと。
女性の名前はセリーナ。
彼女がいうには22年前、自分がクリスマスの夜にミカエルをモンセラートの教会前に置き去りにしたと。

ガンビーノ氏はシスターに取材した内容を思い出します。
それによると、ミカエルの名前はファニート司教がつけたのではなく、カードが一枚添えられていたと。
「この子の名前はミカエル。わけあって育てることができません。私たちは孤児院で育ち、そこにはいい思い出がありません。できればこの子は孤児院に預けるのではなく、教会で育てていただけたら幸いです。勝手を言ってすみません。この子を生んだのはマリア。私はマリアの姉セリーナ……」
ガンビーノ氏が暗誦すると、「なんで知っているんだガンビーノ!」とキャップは驚きます。

このカードの件は手記にあえて書かなかったとのこと。
それだけに、今秋の医師からの情報は信憑性が高いとガンビーノ氏は判断します。
試合が終わり次第、セビージャに向かうとキャップに告げます。
なお、キャップが最後にもうひとつと何か情報を告げ、ガンビーノ氏は「えっ!?」と驚きますが、その内容は明らかになりませんでした。
ミカエルの父親のことでしょうか……

場面はスタジアムに。
日本の報道陣たちが前半戦の印象を語り合います。
「めちゃくちゃ面白かった前半」
「翼とミカエルの奇想天外な一対一は楽しめた」
「試合も互角で後半戦が楽しみ」
といった内容でしたが、ひとり岩本さんという人物は違った見方をしています。

「試合内容は互角だが、前半、体力的にも精神的にも消耗が激しいのは日本の方だ」
という見立てです。
根拠は、スペインは前半ショートパスをつなぎ、ボールを走らせ、自らは走らない得意戦法を貫いた。
それに対して、日本はボールを追いかけ走らされた。
しかも全員が集中して守備をしたゆえ、精神的な披露があるはずとのことです。

皆が「なるほど」と頷きます。
スペインの思惑どおりになっていると。
前半で相手の脚を止め、後半とどめを刺すのがスペインのこれまでの戦術だと。
(そんな描写ありましたっけ?)
とはいえ、これまでスペインは前半より後半に点を取っているデータがあるそうです。
そういえば、エスパダスも後半に大量失点していましたね。

後半に強いスペイン。
ミカエルはしかも前半途中から体力を温存していた。
準々決勝から準決勝に向かう日程もスペインは日本より1日休みが多かったとか。
(繰り返しますが、そんな描写ありましたっけ?)
とにかく、日本は体力的に厳しい模様で岩本さんも日本ベンチがそれに気づいているか、気づいていても手はあるのかと危惧していました。

場面はスペインのロッカールームへ。
スペインの監督が「完全なる我々のペースだ」と満面の笑顔です。
「いつものように前半で相手の体力はずいぶん削れたはずだ」
「相手の足が止まる後半、一気に勝負をつけるぞ!」
と、ゲキを入れます。

「ただ、油断をするな。日本はこれまでもどんな展開になっても試合を捨てることがなかった」
「最後まで必死に闘ってくるそんなチームだ」
と、注意することも忘れません。
この監督、なかなかの名将です。

一方で、ミカエルに対しては「君だけは自由にやっていい」と全権委任。
「君の感覚で守りたいときに守り、攻めたいときに攻めなさい」
「大空翼との対決も思う存分楽しみなさい」
と、実に寛大です。

「メキシコ戦に続く、ダブルハットトリックも夢じゃないぞ」
とブルーノが発言します。
しかし、ミカエルは冷静でした。
「いや、そんなことにはこだわりません」
「ボクはただ翼くんに勝ちたい。この試合に勝ちたい。ただそれだけです」と不敵な笑みです。
その発言にスペインチームの士気はますます高まります。

対する日本のロッカールーム。
吉良監督は「みんな見事な闘いぶりだった」と、まずはねぎらいの言葉をかけます。
後半に向かうにあたり選手交代はないとも告げます。

報道陣たちが懸念していたスタミナの件ですが、三杉とともに監督は気づいていました。
そのため、後半戦、選手交代はないもののシステムを変更するとのことです。

FWは日向のワントップ。
新田を中盤に下げ、ボランチにいた葵を一列前に上げ、新田と並ばせる。
翼は真ん中のまま。
葵のポジションに岬を下げ、松山とダブルボランチ。
DFラインとGKは変更なしとのことです。
4-2-1-2-1というような形ですね。

このシステムの狙いは新田と葵という走力のあるふたりに走り回ってもらい、相手のボールへプレスをかけてもらうためでした。
他のメンバーの体力を試合終了までもたせるため、チームの勝利のため、あえて捨て石になってもらいたいとのことでした。

「そういうことなら……」と意気に感じるふたり。
「俺たちは喜んで捨て石になります」と快諾します。

ふたりのスタミナが切れたときには誰が投入されるのでしょうか?
同じようなタイプだと佐野あたりが考えられますが、そのときすでに両チームともバテバテの状態なら、三杉の投入もあるかと期待します。

吉良監督は最後に翼に告げます。
「やはりこのチームの核はおまえだ」
「サッカーは一対一の勝負ではないとわかっているが、この試合に関してはおまえがミカエルとの一対一の勝負に勝てば、日本は勝てると思っている」とのこと。

翼も納得し、チームに活を入れます。
「先のことは考えず、この一戦、すべての力を出し切り、強敵スペインを倒そう!」
「チーム全員の力で絶対に勝利をつかみ取るぞ!」

「おう!」と応じる選手たち。
日本チームの士気もまだまだ高いようです。
このあとどんな試合展開になるのでしょうか……

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