まさかの雷獣シュートを放ったタイガーボラン。
今回は彼の回想シーンから始まりました。
代表選考合宿中、彼はカルツに話しかけていました。
「ドイツ代表のキャプテンはシュナイダーだが、俺はあんたを影のキャプテンと見ている」と。
そこで、自分がいつも最終選考で落ちるのはなぜかアドバイスをしてくれないかと。
それに対して、カルツは「名前が長すぎるからじゃないか」と顔に似合った親父ギャグ。
しかし、すぐ真剣な顔になり、「フィジカルに優れているから、今までは強い当たりをするとすぐにファウルを取られていたけど、今は技術的に進歩しているし、CBもSBもできるおまえは、今回選ばれるはずさ」と指摘。
ちゃんとカルツは彼に注目していたようです。
しかも「せっかく体格に恵まれているのだから、強いシュートを身につけたらいいんじゃないか、日本の日向は鉛入りのボールでキック力を鍛えたらしいぞ」ともアドバイス。
最後にしっかりと「タイガーボランっていい名前だぞ」とさりげなく言って去っていくカルツ。
渋い男です。
気を良くしたタイガーボラン。
なんと日向と同じような鉛入りボールを作ってもらい特訓。
ついには雷獣シュートを身につけていたようです。
なぜ、もっと早い時間帯から撃ちに行かなかったのか……とは思いましたが。
とにかく、タイガーボランの放ったシュートは、カルツ曰く「ドイツの誇る天才」シェスター(天才と言われるわりに扱いが悪いような?)によって、ワンタッチで威力を殺さないままコースを変えられ、ゴールに向かいます。
しかしながら、シェスターが若林からゴールを決められるわけがなく、なんとか左側に反応した若林は指先でシュートに触れ、これを防ぎます。
雷獣シュートって、まともなら、ネットを突き破ったり、コンクリートをへこませるはずですが、若林の指は大丈夫なのでしょうか?
タイガーボランの雷獣シュートは日向ほどの威力がなかったということでしょうか?
シェスターが一回触れてもいますし。
疑問は積もりますが、とにかくボールはロストとならず、サイドバーに当たり、右サイド側へと転がっていきます。
そこに飛び込んで来たのがシュナイダー。
しかし、若林も早い。
すばやく反転して、このボールを追い、一瞬早く左腕でボールを抑えます。
またしても、ドイツ得点ならずかと思った瞬間……
「悲劇が起こりました」byミカエル。
勢いよくシュート体勢に入っていたシュナイダーは止まることができず、若林の背中を切り裂いてしまったのです。
燃えるシュートを放つシュナイダーの黄金の右脚。
おそらく、傷は深いのではないかと思われます。
このシーンで終わったので、傷の程度はわかりませんが、もし若林退場となると、若島津が負傷退場した今、キーパーは森崎しかいません。
あるいは、作者お気に入りの井川がキーパーもこなすはずですが、いずれにせよ、若林より守備力が落ちるのは間違いありません。
スペイン戦でミカエルを目立たせるのに、若林がどういう扱いを受けるのかと思っていたのですが、このドイツ戦で若林を負傷させるとは思いませんでした。
せめて、シュナイダーとの対決は万全なふたりで見たかったです。
仮に若林がこの試合出場を続けて、シュナイダーが点を取ったとしても、負傷してからしか点が取れないシュナイダーとして、格が落ちるだけです。
森崎から点を取ってもすっきりしません。
シュナイダーがこのプレーで退場とでもなり、森崎対マーガス、シェスターなんて展開になるなら、まだ面白いかもしれませんが……
しかし、これでスペイン戦は点の取り合いですかね。
若島津のケガがどの程度かはわからないので、先発キーパーが若島津になるか森崎になるかがわかりませんが、点の取り合いは確定でしょう。
単独で龍が見えるシュートを放てるミカエル相手に森崎あたりがどう対抗するかは興味深くはありますが、期待できそうには……
若林のケガはどの程度なのか?
いずれにせよ、次回に注目です。
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