2ヶ月半ぶりに帰って来た我らがキャプテン翼。
コミックス12巻がもうすぐ発売されるようで、表紙にもなっていました。
しかし、掲載は2番目でモノクロでしたが……
ところで、前回どんな話だったを忘れかけていたので、自分の記事を読み直しました。
岬が放とうとしたボレーシュートをシュナイダーがブロックし、左サイドにクリア、そこにゲーテが走り込んでおり、前掛かりになっている日本ピンチ、さらには残り4分という状態だったようです。
このボールをゲーテがキープしたところから、今週は始まります。
ドリブルに入るゲーテ。
ここは時間稼ぎのため、キープしたいところ。
私は「日本の弱点」と呼ばれた石崎がゲーテを止めて、リベンジかと予想していましたが、石崎はゲーテよりドイツゴール側にいたらしく、追いかける形となっていました。
しかし、この男が反応していました。
一時は幽体離脱まで経験した三杉淳です。
すばやく、ゲーテのチェックに入ります。
あまりの三杉の気迫に押され、思わずゲーテは横にパスを出してしまいます。
苦し紛れのパスに見えましたが、ここまで都合よく、シュナイダーが上がって来ていました。
報道記者の心の声曰く、「今大会、この時点で得点王、スピード、スタミナ、シュート力、守備力、メンタルの強さなど、この男が今大会最高峰の選手なのではないか」とのことです。
あれ、リバウールに「守備はあまりうまくないな」と言われていませんでしたっけ?
若林から点を取ることもできませんでしたが……
若林と三杉を破壊してもフィールドに立っていられるメンタルは確かに強いかと思いますが。
シュナイダーもドリブルでキープするかと思いましたが、根っからのストライカーであるシュナイダーには、日本の暫定守護神森崎の位置が前掛かりになっているのが見えていました。
シュナイダー、ここでなぜかファイヤーショットではなく、ループシュート。
意表を突かれた森崎、慌てて戻ります。
ベンチにいる若島津を初め、テレビ観戦中のふらのの加藤、難波の中西、志水の川上(?)、RJ7のミシェル山田、大友中(今はどこに所属?)の一条ら、日本の名だたるGK陣が一斉に「森崎!」と叫びます。
願いが通じたのか、森崎はギリギリ指一本でこのシュートを弾きます。
あの森崎が、ループシュートとはいえ、ついにシュナイダーのシュートを阻止することができました!
なぜ、シュナイダーはファイヤーショットを選択しなかったのでしょう?
かつては自陣ゴール前から若島津相手にファイヤーショットを放ち、防がれたものの、若島津の手を破壊することに成功したほどのシュートなのに。
ブラジルの天才GKサリナスからも簡単に点を取るシュートなのに……
森崎相手なら簡単に決まっていただろうに……
カルツに声をかけられたシュナイダー曰く、「ここはボールキープが正解だったのだろうが、ついゴールが見えてしまったので、ストライカーの本能がゴールを狙ってしまった」とのこと。
それに対し、影のキャプテンカルツは「仕方がないが、ここからは守備を固めよう」とのこと。
さすが、カルツ、冷静です。
しかし、シュナイダー、ストライカーとしての本能が強いなら、ここはファイヤーでしょうに。
森崎の奇跡的なプレイがあったとはいえ、ボールはバーを超えたのでドイツのコーナーキック。
ここで、ドイツはゲーテとマックスが時間稼ぎのために給水。
露骨な時間稼ぎであったため、審判はふたりにイエローカード。
想定内のイエローであったため「ナイス」とカルツはほくそ笑みます。
残り3分。
ゲーテとマックスのふたりがショートコーナーで身体を入れてボールキープ。
石崎と三杉が近づき、なんとか石崎が触れたものの、再びドイツボールのコーナーキック。
今度はゲーテとマックスではなく、時間稼ぎのため、シェスターとマーガスがゆっくりと向かいます。
(ちなみにこのとき、シェスターがシュスターと書かれていました。作者の間違いか、誤植かわかりませんが、シュスターならモデルになった往年のドイツの司令塔の名前です。)
審判が早くしろとふたりを促しますが、ここでなんとドイツは3人目の選手交代。
DFのマックスをミレウスに入れ替えます。
ドイツに交代枠が残っていたのですね、失念していました。
しかし、これでミューラーは延長にならない限り交代できないわけですが……
残り2分。
今度はシェスターとマーガスがボールキープし、石崎と三杉がチェックに入りますが、俊足の葵がマーガスの股下にもぐるタックルでボールを奪います。
慌てたシェスターが取り戻そうとしますが、ボールは再びサイドへ。
ですが、今度は日本ボールです。
焦りが見える日本イレブン、ここで翼が「最後まであきらめるな!」と一喝。
吉良監督が「翼が吠えた」などと驚いていましたが、この方はベンチでどういう指示を出していたのでしょうか?
残り1分。
三杉からのスローインは石崎へ。
大事にプレイしたい最終盤で石崎にボールを渡すのはどうかと思いましたが、石崎は前線にいる翼と岬へ高いパスを送ります。
そうです、この場面、最後はあのハイスピードなんちゃらしかありません。
今週はここでおしまいでしたが、翼にはしっかりとカルツがマークについていました。
さて、次回、どんな展開となるのでしょうか?
次回がちょうど100話だそうで、巻頭カラーになるようです。
予想ですが、ふたりがシュートを放ち、カルツとミューラーをふっとばすという形がまず想像できますよね。
しかし、前半にカルツがイエローカード覚悟のプレイでしがみついて阻止しているので、ハイスピードなんちゃらが撃てるのかどうかという疑問もわきます。
もし、カルツがレッドカード覚悟で止めに来るとなると、反則でカルツが退場し、セットプレイから再開という形も考えられますが、それもどうでしょうか……連載、100話だけに、翼と岬によるゴールが決まる可能性が高いですよね。
それも2ページぶち抜きの無駄にコマを使って……
カルツが止めに行くものの、肋骨が痛くて飛べないとか、ふたりの回転にふっとばされるとか、そういう形もあるかもしれません。
ミューラーはどうなるでしょうか?
仮にシュートが放たれた場合、また、一歩も動けないのか、それとも痛めていないほうの腕で止めに行き、両腕負傷で退場という感じでしょうか。
となると、ドイツも交代枠がなくなったので、延長にならないかぎりGKの交代はできません。
どちらにせよ、残り1分なので次のシュートが決まらないと日本は負けてしまいます。
日本の負けはまずありえないので、どんな形でもなんらかのシュートが決まるのでしょう。
あとは、延長戦になるか、リスタートでシュナイダーが放ったファイヤーショットを誰かが撃ち返して……なんてこともあるかもしれません。
小学生時代の南葛対武蔵戦のように、残り数秒で放たれたシュートを両手が使えないミューラーは取れず、ドイツ逆転負けの可能性もありですかね。
個人的に期待しているのは、PK戦にまでもつれて、森崎対シュタインのPK対決ですが、さて、どうなることやら。
今回、意外と面白かったと思います。
しかし、この内容なら、2ヶ月半もあけなくても描けたのではないかという気もするのですが、今や世界的な巨匠となった高橋陽一先生なので、ラグビーワールドカップにも絡んで、オールブラックスと出会うとか、スマホゲームの世界大会にゲスト参加するなど忙しかったのでしょう。
次号を楽しみに待ちたいと思います。
どうか、期待はずれに終わりませんように……
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