今月のキャプテン翼 4/2 日本対ドイツ延長戦開始

キャプテン翼ライジングサン
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舞台を「グランドジャンプ」から「キャプテン翼マガジン」に移して、103話から105話まで3話が公開されました。
今後もこのような3話形式となるのでしょうか?
そうじゃないとコミックスに収録しづらいですからね……
現実世界の東京オリンピックは延期となりましたが、マドリッドオリンピックは激戦が続きます。

第103話「極限の30分へ」

さて、日本対ドイツの準々決勝は3対3のまま、15分ハーフの延長戦に入ります。
日本は井川が脚を痛めたため、次藤が交代で入ります。
吉良監督は「本来ならおまえなんだが……」と三杉に声をかけますが、三杉側は当然のように「覚悟はできています。前後半30分戦います」とのことです。
目をギラつかせてのコメントでした。
なお、若林を心配する声もありましたが、岬曰く、若林にかけられた三杉と日向のユニホームの背番号を足すと23になるから大丈夫だとのこと。
サポートメンバーらを含め、この大会に参加している23人の思いが込められているからとのことです。
作者はわかっていて、ふたりにユニホームをかけさせたのでしょうか?

一方、ドイツ側はカルツが痛み止めの注射が切れて来たと顔面蒼白に。
ミューラーは師匠から手当てを受けますが、左腕は完全に駄目な様子、先発メンバーたちも脚に来ているとのことでした。
延長戦もおまえが頼りだと言われ、シュナイダーもまた目をギラつかせて「わかっているよ」とのひとこと。
すると、もうひとり「俺も大丈夫だ」とシュバイルタイガーボラン。
ドイツは交代なしで延長に挑みます。

なお、決勝トーナメントに進出したチームで、OA枠を使って来なかったのは日本とドイツだけだそうです。
なので、この試合こそ年代別に分けると事実上の決勝戦だという声が。

「先手を取るぞ」と皆に発破をかける翼。
岬に対し、「試合中に思いついたことがあるんだ」とも話します。
しかし、先手を取りたい日本に対し、ドイツは前掛かりで攻めて来ます。
司令塔シェスターを中心にボールを回します。
カルツは攻めに参加するのは難しいとのことです。
一方、シュナイダーには葵がマンマークに付きます。
「オレがあんたを止める」とこれまたギラついた目で意気込む葵。
シュナイダーにボールを回すか、躊躇するシェスター。
すると、そこにCBのタイガーボランがオーバーラップ。
長身FWマーガスとともに相手ゴール前に上がるタイガーボラン。
これぞドイツの奇襲「ツインタワー作戦」だそうです。
なお、マーガスには次藤が、タイガーボランには三杉がマークに付きます。
シェスターは高いボールをタイガーボランに入れる選択。
ジャンプするタイガーボランと三杉。
しかし、三杉が飛べません!!!
しかも、その間、シュナイダーは葵を華麗なステップで交わし、マークを外します。
ドイツ得意のハイボールをシュナイダーの足元に落とし、シュートに行くパターンです。
「もらった! これが正調ファイヤーショットだ!」と叫ぶシュナイダー。
いろんなパターンのファイヤーショットがありますね。
未だにネオファイヤーショットだけは登場しませんが……
しかし、日本DF陣にひとりだけこの動きを読んでいる男がいました。
延長で投入されたばかりの次藤です。
見事パワースライディングでこのシュートを防いだのでした。
しかし、三杉は大丈夫なのでしょうか……

第104話「先手を奪え」

次藤の元祖「パワーディフェンス」でピンチを脱出した日本。
こぼれ球を葵が拾い、ボールを翼に。
タイガーボランが上がっていたドイツは守備が手薄に。
黄金コンビがドイツ守備陣を崩していきます。
そこに立ちはだかるのがカルツ。
岬は一旦ボールから離れます。
ワンツー狙いかと見たカルツですが、翼がボールを持ったままカルツへ一直線。
意図が読めないカルツ。
翼のプレイはヒールリフトでした。
しかも、いつもより、高めにボールを上げています。
そして、先程離れていた岬が再びボール近くに接近。
翼が延長開始時点で岬に話していた作戦でした。
つまり、ハイスピードトルネードスカイアルファを撃つにあたり、誰かのセンタリングに頼らず、自力で撃てるようにしようということでした。
この技が、2ページ見開きの大ゴマを3回使うという無駄使いで豪快に決まります。
ペナルティエリアの外から放たれたシュートでしたが、ミューラーは今回も一歩も動けませんでした。
日本、あっさりと延長戦早くも先制です。
うーむ、またしてもミューラー一歩も動けずですか……
しかも、なんのリアクションもなし……
これでは雑魚キーパーと同じ扱いでは?

第105話「青の激流」

先制し、歓喜の日本。
「でも、まだ安心できない。シュナイダーのマークはふたりでやろう」と松山。
一方、オーバーラップを悔やむタイガーボランですが、「たかが1点だ」とシュナイダーがチームを引き締めます。
日本も翼が、「この1点ですますつもりはない追加点を狙うぞ」と攻撃宣言。
「その言葉を聞いて安心した」と日向。
そろそろエースである自分が点を取らないとカッコがつかないとのこと。
「日向さんは密かに燃えている」と、ベンチにいるタケシ。

反撃に出るドイツ。
シェスターがボールを持ちますが、シュナイダーのマークが2枚ついていることに驚きます。
ならばと、シェスターは「キーパーは若林じゃないから俺のシュートでも点が取れるはずだ」と森崎をなめてかかります。
しかし、ドリブルに出ようとしたところ、岬が松山のいたボランチの位置に下がって来てマークに。
「ならば!」とシェスターは高速パス。
パスの先にはゲーテが。
日本の弱点、石崎のマークを軽々と外し、すかさずシュートを放ちます。
「まずい!」と焦る日本イレブン。
しかし、このシュートをなんとあの森崎がダイビングキャッチ!
「シュナイダーに3発も決められたが、そのせいか今のシュートなんかスピードを感じなかった」とのこと。
「な、なにィ!」と驚く、マーガスとゲーテ。
森崎の日本語(?)が理解できたのでしょうか?

このとき、冷静に戦局を読んでいた男がひとり。
カミソリ男、早田です。
「再びカウンターのチャンスだ、俺の動きに気づけ、森崎!」と、左サイドを駆け上がります。
その動きに対し、これまた森崎が気づきます。
ロングキックでボールは早田へ。
森崎、キレキレです。
俊足設定がこの試合で付けられた早田が高速ドリブルで前線へ。
カルツも驚く速さです。
中央では翼と岬が上がります。
その動きを見たカルツは自分の身体がどうなろうともこのシュートを止めると見事な気迫。
しかし、早田の上げたセンタリングは翼と岬を飛び越え、その奥にいた日向へ。
「ナイスパスだ、早田!」と叫びながら日向は見開き2ページの大ゴマでダイレクトシュート。
渾身の「ライトニングダイレクトボレー雷獣シュート」だそうです。
ミューラーから見て左サイドに放たれたシュートに、ミューラーは反応しますが、左腕が上がらないので、右手一本で取りに行くしかありません。
ですが、残念ながら、右手で取りに行った分、一歩届きませんでした。
日本、延長戦2点目のゴールでした。
5-3、日本の2点リードで、今月はおしまいです。
次回は6/4発売とのことでした。

私的感想

キャプテン翼マガジン創刊号とはいえ、まさか日本がいきなり2点を取るとは思いませんでした。
それにしても、ミューラーがボロボロすぎて泣けて来ます。
せめて、必殺シュートに反応くらいはしてほしかった……
対称的に森崎は意外な活躍でした。
まさか、ゲーテのシュートをダイビングキャッチとは……
ただ、このまま終わるとは思えないので、シュナイダーにまた点を取られるのでしょう。
その前に活躍させてやろうという作者の親心でしょうか。
3話読んでいて思ったのは、ドイツ監督であるシュナイダーの父親の采配はやはり無能だなと。
シュミット兄弟をなぜ早めに下げたのでしょう?
しかも、交代した選手たちはたいして活躍していないし……
まあ、いたときも翼と岬を止めることはできていませんでしたが。

それと、気になるひとことが。
「決勝トーナメントに残ったチームでOA枠を使っていないのは日本とドイツだけだ」と。
ということは、未だプレイシーンのないフランス代表はOA枠を使っているということですね。
ゼダン、トラムあたりが参加しているかもしれません。
キーパーもアモロではないかもしれません。
ということは、ブラジルを苦しめる可能性も……
あるいは決勝戦の相手がフランスなんてことも……さすがにこれはないか(笑)

次回予告によると「捨て身のドイツと底力の日本、激突の先に……」と書かれていました。
次回で決着が付くのでしょうか?
6/4を楽しみに待ちましょう。


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