はじめに
今回も直前までろくな宣伝がなかった「キャプテン翼マガジン」。
定期購読をしている私は、発売日から一日遅れで届きました。
東京に住んでいれば、当日に届いているのでしょうか?
表紙
今号は日向小次郎が表紙でした。
「見せてみろッ 日本の底力!!」と書かれていましたが、コロナ禍にある日本社会を元気付けているのでしょうか?
付録
今号の付録は複製原画3枚でした。
実用的なアイテムというよりコレクターズアイテムですね。
高橋陽一先生と乾貴士選手の対談
高橋先生とスペインのエイバルに所属する乾貴士選手との対談がありました。
セレッソ時代、香川真司選手は翼に、乾貴士選手は岬になぞらえられることが多かったそうで、岬くんに思い入れがあるとのことです。
2番目に好きなのは沢田タケシだとか。
先生からミカエルのセグウェイドリブルを勧められてましたが、さすがに無理ということで、ドライブシュートをマスターしたいとのことでした。
スペインでもキャプテン翼は大人気で、以前、先生がエイバルの試合を観戦しに来て、乾選手にキャプテン翼グッズを渡していったところ、みんなで取り合いになったということでした。
エイバル対バルセロナの試合を描いてほしいと要望されていました。
ドイツ戦を振り返る各選手へのインタビュー
毎号あるインタビュー記事ですが、今号は激闘のドイツ戦120分間を各ポジション選手別に振り返る趣向でした。
MCは石崎が務めていました。
FW編
日向、若島津、新田が答えています。
ドイツはカバーリングやこぼれダマへの反応が早かったそうです。
若島津はケガをしたシーンを振り返り、Jリーグの感覚でプレイしてしまい、油断してしまったと話していました。
日向は「PKは外してもいい」という覚悟でいつも蹴っているとのことでした。
新田は2ゴールした成長ぶりを日向と若島津から褒められていました。
GK&DF編
井川、次藤、早田、三杉、森崎、曾我が答えていました。
若林は入院中のため欠席ということでした。
試合開始前半は曾我がマーガスの高さに対応、井川がシュナイダー担当だったそうです。
シェスターがトップ下の位置で動いていたら、松山がカバーする役割だったと。
井川も曾我もシュナイダーは想像以上にすごかったと語っていました。
曾我が交代し、石崎がサイドに入ることになりましたが、結果的に先制点にもつながったし成功だったと。
ただ、三杉がシュナイダーのシュートブロックで意識不明になったときは、本当に死んだかと思ったということでした。
なお、森崎はよく崩れずがんばったと褒められていました。
MF編
翼、岬、松山、葵が答えています。
ドイツが守備的な布陣で、特に中央の守備が厚かったということから話が始まっていました。
そのため、試合開始当初はサイドバックにいた三杉がゲームコントロールをしたと。
2-3で試合終盤に入り劣勢となった際のことを思い出し、翼がそういうときは「焦れないことが大事」と答えていました。
翼はブラジル時代、攻勢の時間、劣勢の時間、ボールキープをする時間などの判断を間違えて、よくラドゥンガから怒られていたという裏話を披露していました。
キャプテン翼ライジングサン
お待ちかねの漫画本編です。
ドイツ戦を終え、マドリッドに入った日本代表たちが描かれています。
これについては別記事にしてありますので、そちらを読んでください。
必殺技カタログ23
日本選手たちが使う必殺技を23種類紹介されていました。
松山が昔、翼相手に使ったフェイントタックルは「荒鷲タックル」と名前を変えられていました。
ドライブシュートがバウンドしたあと反対方向に飛ぶ技は「ミラクルドライブシュート」と名付けられていました。
日向小次郎のキャリアを彩る5つの場面
1.小学生時代、翼を驚かせた勝利への執念
予選リーグで同点になり、ロスタイムに入っても点を取りに来た日向に翼が驚いているシーンでした。
2.中学生時代、死闘の末に芽生えたもの
両校同時優勝を決め、これから先は翼を目指すのではなく、さらに大きなものを目指すと決断するシーンでした。
3.世界一のストライカーに俺はなる
ジュニアユース大会で世界の競合相手に点を取り、世界一のストライカーを目指すという目標を決めたシーンでした。
4.お金よりも夢!世界大会に挑戦!
プロ入りよりもワールドユース優勝を目指した日向。
山ごもりし、身につけた雷獣シュートを放ち、翼から称賛されるシーンでした。
5.カルチョの国で受けた全否定からの始まり
イタリアのユベントスに入団したものの、フィジカルコーチにバランスの悪さを指摘されました。
これに対し、これまでの自分を否定されたと感じた日向がコーチの首根っこをつかむシーンでした。
メモリアルマッチの回想
「早田のために勝つ」全日本が団結した瞬間というタイトルで、ジュニアユース時代の対フランス戦のことが回想されていました。
この試合、序盤で早田はイエロー2枚で退場してしまいました。
審判の地元びいきらしい判定もあり、全日本が苦戦した試合でした。
「特別寄稿」令和にキャプテン翼にはまった人間がメチャクチャになった話
キャプテン翼を読んで感動し、SNSに1万字ほど書いて投稿したら評判になり、公式サイトから声がかかったという人のコラムでした。
人生で初めて推しに出会ったそうです。
ちなみにその推しキャラは浦辺反次とのことでした。
ゲーム関係の記事
「キャプテン翼RISE OF NEW CHAMPIONS」通称RONCのプロデューサーがインタビューに答えていました。
「魅力的な好敵手との、どちらが勝つかわからないギリギリの勝負の数々」
「敵味方問わずの熱い友情」
原作にあるそれらの基本を意識してゲームを作ったとのことです。
キャプテン翼メモリーズ「大空家の引っ越し」
好評のスピンオフ漫画、第4話です。
今週も青葉弥生ちゃん、大暴れです。
三杉淳も少し登場します。
これについても別記事にしてありますので、詳しくはそちらを読んでください。
特別対談
今号はもうひとつ、フリーアナウンサーの鷲見玲奈さんと作者との対談がありました。
中学時代の同時優勝は、当初そのつもりはなかったなんて裏話がありました。
「翼が監督になる頃まで、私の体力があるかどうか」なんて話も。
ちなみに鷲見玲奈さんといえば、競馬中継に出演していたことで有名ですが、趣味にはサッカーと書かれており、競馬のことは書かれていませんでした。
なお、三杉が弥生を叩くシーンについて、今の時代ならそういう表現をしないかもしれないと作者は語っていました。
まさにこのシーンが、先日ペルーで裁判沙汰にまでなっていたので、タイムリーだなと思いました。
その他の記事
おなじみのリアル南葛SCのことや、翼のフィギュアプロジェクト、投稿イラストの掲載などがありました。
そして、最後に残念なこととして、4月号は休みというお知らせがありました。
1年間休みなしで働いて来て疲れたとのことです。
コロナ禍も理由とのことでした。
私的感想
今号も値段は680円でした。
まだ高いという印象があります。
次号は1回休みということですが、先生もイベントやらなんやらで引っ張りだこで疲れているのでしょうね。
仕方がないですね。
ただ、スピンオフ漫画などは、原案だけ先生が作って、絵は弟子に描かせてはどうかなと相変わらず思います。
世界的な漫画であるキャプテン翼。
オリンピック編終了後はチャンピオンズリーグ編になりそうな雰囲気ですが、果たして何年後になるのかと思ってしまいます。
作者の言葉を借りると「体力があるかどうか……」というところですが、いつまでも元気に漫画を描いていただきたいものです。
次は4ヶ月後になりますが、楽しみに待ちましょう。
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