今月のキャプテン翼8/4 第125話「黄金世代、集結！！」(ネタバレあり)

日本代表の練習場に現れたのは、若林と赤井でした。
「退院して大丈夫なのか？」と聞かれますが、「出血は多かったが、全体的に傷は浅かった」とのこと。
さらには「決勝には出るつもり」と言って、三杉、井川、曽我を驚かせます。
一方の赤井ですが、ケガ人続出で、サポートメンバーまで招集されたというのに、自分は呼ばれなかった、いてもたってもいられず、イタリアから飛んできたということです。
部外者扱いされて、追い払われていたところを若林に出会い、入ることができたそうです。
赤井はケガをしていて、オリンピック代表に呼ばれなかったということですが、ケガをした話なんてありましたっけ？
赤井止也という名は、この作品でも屈指の適当につけられた不憫な名前だと思っていたのですが、作者は存在を忘れていなかったのですね。

若林がグラウンドを指差します。
次藤と井沢がCBのポジションに入っていました。
ついに井沢登場です。
珍しく私の予想が当たりました。
ふたりの練習を見た赤井は「ケガさえなければ、俺がCBに入っていたのに」と悔しがります。
ちなみにケガはもう完治しているとのこと。
我慢できなくなった赤井は大声を出してグラウンドに乱入します。
さらには若林も井沢に声をかけます。
翼はそれを見て、ここに黄金世代の選手が全員集合したと感慨に耽ります。
フットサルコンビは翼の眼中になかったようです。

夕食後、翼は部屋にこもり、ミカエルについて書かれた手記を熟読します。
ミカエルの過去を知った翼は、自分も小さい頃、ひとりでボールを蹴って遊んでいたこと、青葉弥生の兄が通う中学で練習していたことを思い出します。
このあたりは、以前メモリーズで描かれていたエピソードですね。
ミカエルもまた再びサッカーができるようになり、喜びに満ちあふれているんだろうなと憶測します。
翼は何か思いついたことがあるらしく、立花兄弟の部屋を訪れます。
彼らはひとり部屋ではなかったようです。
付け焼き刃の練習になるが、特訓をしたい、そこで、立花兄弟に仮想ミカエルの役割をしてほしいとのことでした。
立花兄弟は、ふたり合わせてミカエルひとり分というのはちょっと気に食わないが……と言いながらも、チームのためならなんでもすると付き合います。
翼が指定した場所はパデルコート半面分のスペースでした。
壁や金網、ネットも利用してOKというルールで、5分間のノンストップ2対1勝負とのことです。
後にボールをふたつ利用する形に発展させ、この練習を翼たちはスペイン戦前日まで続けたとのことです。
「相手が翼とはいえ、2対1で負けていたら話にならないぜ」
「本気で行くぞ」
などと、声を出していた立花兄弟ですが、オリンピック予選でアキレス腱断裂のケガをしていたように思うのですが、もうケガは治ったのでしょうか？
あのとき、選手生命が終わったかのような演出で、吉良監督や岬が泣いていたように記憶しているのですが……

舞台は変わり、日本対スペインの試合が行われる前日。
バレンシア州メスタージャスタジアムでは、準決勝のもう一試合、ブラジル対フランスの一戦が始まろうとしていました。
スペインでの開催なので、応援はフランス側が圧倒しているようです。
ここまで、時折主力を休ませる采配をして来たブラジルですが、この試合ではベストメンバーをスタメンに選んでいるそうです。
その割にはGKはサリナスで、ぺぺもMFとして入っていますが……
一方、ファンの間で注目されていたフランスのメンバーですが、ピエールとナポレオンは当然として、なんとOA枠に世界最高峰の選手、ジダンならぬゼダンが入っています。
個人的にはピエールとポジションがかぶるので出ないと思っていたのですが……というか、これほどの選手を出すなら、どうして、もっとストーリーにからめておかないのかと、もったいなく思いました。
他のOA枠は、まずGKはバルテズならぬバルテス。
さすがにアモロがGKというわけにはいきませんでした。
バルテスはW杯優勝メンバーと紹介されていますが、この漫画の世界では、いつのW杯を指しているのでしょうか？
あとひとり、てっきりトラムが登場すると思っていたのですが、彼ではなく、FWにプレミアリーグの得点王というアデューという選手が選ばれていました。
ビジュアルや実績から考えて、モデルはアンリでしょうか？
トラム対サンターナ、ナトゥレーザを見たかったのですが残念です。
他に見覚えがある名前では、ボッシがいました。
それ以外の選手は私の記憶にありませんが、JY編で登場していた選手たちなのでしょうか？
ちなみにピエールは今大会絶好調だそうです。
コイントスでフランスがボールを取り、試合が始まりました。
さて、どんな試合となるのでしょうか？