今月のキャプテン翼8/4 第124話「10人対10人の論理」(ネタバレあり)

キャプテン翼ライジングサン
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スペインとの準決勝戦を前に、立花兄弟らサポートメンバーも到着した日本オリンピック代表。
サポートメンバーたちも元気にランニングに加わります。
それをひとり遠目で見ていたのが三杉。
心臓に不安があるため、別メニューをこなしていたのでした。
その三杉の元に井川と曽我がやって来ます。
井川は松葉杖、曽我は右脚にギブスを付けています。
三杉の心臓を気にかけるふたり。
しかし、三杉は少し不整脈が見られただけで大丈夫だと話します。
一時、心停止までしたことを監督らに伝えていないのでしょうか?
三杉は準決勝、ベンチ入りはするそうですが、試合への出場は見送られる方針だとか。
個人的には途中出場から活躍してほしいところですが、はてさて……
一方、井川と曽我のふたりは今大会の出場はもう無理な状態であるようです。
結局、彼らは読者人気が足りなかったということでしょう。
3人はディフェンス陣が手薄になったことと、GK若島津も足を捻挫していて万全でないことから、強力なミカエルの攻撃力の前に大量失点を覚悟しなければならないと語っていました。
ですが、三杉は「点を取られたら、それ以上に取ればいいだけだ」と語ります。
スペイン戦はドイツ戦以上のサッカーらしからぬスコアになるのが、確定というところでしょうか。

日向はランニングしながら、新田に対し、「次の試合は俺たちふたりがハットトリックを決めるくらいじゃないと勝てないぞ」と発破をかけます。
若島津が信頼されていませんね……
日向はもうひとつ考えを述べます。
ミカエルと互角にやり合うのは翼しかいないと。
そのため、翼がいつもより下がり気味になり、松山や葵とともにスリーボランチでミカエルを抑えることになるのではないかということです。
なので、翼本来の攻撃力は期待できないぞ……と語っていると、そこに口をはさんだのは岬。
「そのときはボクが攻撃に加わるよ」という力強い言葉です。
そんな流れになったら、翼の代わりにゲームメイクをし、自らも点を取りに行くとも言います。
オリンピックの金メダル獲得が夢だけあって、かなりの意気込みがあるようです。

石崎ら別集団でも、同じような会話がされていました。
ミカエルは確かにすごいが、翼ならやりあえる。
だから、残った10人同士の対決になると。
スペインはOA枠も使っていて、地元の利もある。
パスワークはおそらく今大会No.1。
それだけになかなかボールを持たせてもらえず、攻め込まれることが多くなるかもしれない。
けれども、粘り強く守り抜き、数少ないチャンスをものにすれば……というのが基本戦略となり、監督の意見も聞かず、勝手に戦略が決まってしまいました。
もっとも、吉良監督はその様子をうれしそうに見ていましたが。
しかし、ランニングしながら、息も切らさず会話するなんて、かなりタフなのか、余程ゆっくり走っているのかどちらなんでしょうか?(笑)

ここからの練習は非公開ということで、報道陣の退出が促されます。
というか、報道陣なんていたのですね。
戦略を聞かれていなかったのでしょうか?
出ていこうとする報道陣のうちひとりが井出を呼び、翼への接触を依頼します。
翼も了承。
バルセロナスポーツの記者で、バルサ番でもあるガンビーノという人物で、翼も知っている人でした。
過去にも登場していたのですかね?
私は覚えていませんでした。
ガンビーノさんは翼に渡したい物があったのでした。
それは、彼が取材したミカエルのすべてが記された手記でした。
ミカエルの生い立ちから、なぜ一度サッカーを辞めてしまったのか、また戻って来たのはなぜか、そのすべてが書かれているそうです。
ガンビーノさんはミカエルの才能を小さい頃から見抜き、彼の取材を続けていたのでした。
翼もミカエルほどの選手が、なぜ今まで注目されていなかったのか不思議に思っていました。
それだけにしっかりと読むことを約束するのでした。
ガンビーノさんは翼対ミカエルがサッカー史に残る名勝負になるのではないかと期待しているようです。
そうなると手記も売れるのでありがたいとオチをつけていました。

舞台は変わり、スペインの練習場。
ラファエルがミカエルに対し、手記の発売を危惧するような発言をしています。
しかし、ミカエルとしては、ガンビーノさんは信頼できる記者であるし、デタラメな記事が出るよりはいいと開き直っていました。
何より、彼がかつて失明させたサウールが賛成したということでした。
ちなみにサウールはパラリンピックのサッカー代表選手に選ばれているとのこと。
ブラインドサッカーのシーンが描かれることもあるのでしょうか?
なお、ミカエルにはもうひとつ狙いがありました。
手記の発表で、まだ生きているかもしれない両親や親族が現れるのではないかということでした。
そういえば、彼もまた捨て子で神父さんに育てられたのでしたね。
現実社会だと、金目当ての連中が親族だと言って、たくさん近づいて来そうですが、そこはこの漫画ですから、綺麗な再会シーンが描かれるのでしょう。
選手たちがスタジアムに出ると、公開練習の時間は15分だけだというのに、多くのサポーターがスタンドを埋め尽くし、歓声を上げていました。
ポカーンと口を開けた各選手たちが、おかしな試合はできないなと気を引き締めます。
そんな中、ミカエルは翼と戦えることを楽しみに感じているのでした。

舞台は再び、日本代表の合宿所に。
ふたりの人物が三杉、井川、曽我の前に現れ、「みんなスペインのVTRを見てしょげているのかと思ったら、元気にやっているじゃないか」と、どこか上から目線の発言をしました。
はたして、このふたりは誰なのか?
次話へと続きます。

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