今月のキャプテン翼10/4 第127話「ミカエルの真実」(ネタバレあり)

キャプテン翼ライジングサン
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まずは南葛市にある赤十字病院前から始まります。
出産を控える早苗が定期検診に来ていたのでした。
友人のゆかりが付き添っています。
翼の代わりに来ているつもりだと胸を張るゆかり。
検診の結果はまったく問題なしとのこと。
双子がお腹の中にいるので、早苗のお腹はパンパンに張っています。
「翼くんがそばにいないと不安?」と問いかけるゆかり。
しかし、早苗は「日本で生めるし、翼の家族もゆかりもいるからなんの不安もない」と答えます。
さらに「出産に戦う自分は翼くんと一緒に戦っている気がする」という主旨の発言をします。
なお、双子は男の子ということがわかっており、名前もすでに決めてあるとのこと。
愛読者の方はかつて読み切りで登場したふたりの子供の名前をご存知でしょう。
まさか、作者が名前を変えることはないと思いますが、今後に注目です。
なお、生まれたら、真っ先にゆかりに名前を教えると宣言します。
ゆかりが一番の親友だからということだそうです。
翼の一番の親友が石崎で、そのお相手のゆかりが早苗の一番の親友ということになりますかね。
翼の一番の親友は岬かもしれませんが……
出産予定日は都合よく、決勝戦の日ということなので、日本がブラジルに苦戦している時間帯には、早苗がお産に苦しんでいるのでしょうね。

場面は変わり、スペインはバルセロナへ。
ミカエルについて書かれた手記が別冊付録のバルセロナスポーツは、売り切れ続出で手に入らない状態だそうです。
街中で手記を読む人々の姿が見られます。
その姿を優雅にカフェの二階から作者のホセ・ガンビーノ氏が夫人とともに眺めています。
「試合の取材に行かなくていいの?」と聞く、夫人。
それに対し、ガンビーノ氏は「若い連中もなかなかいい記事が書けるようになってきているし、手記を書いて、翼に原稿を渡したことで、自分の仕事は終わった気がした」とのことで、有給休暇を取って夫人と一緒に楽しむことにしたということです。

ここから場面は手記の内容へ。
まずは「第1章 ミカエルの出生」。
モンセラート教会の前にクリスマスの夜に捨てられていた赤ん坊、それがミカエルでした。
引き取り手も見つからず、そのまま教会で暮らすことになります。
続いて「第2章 ミカエルの幼少期」。
物心がつくようになると、サッカー好きのファニート神父からサッカーの手ほどきを受けるようになります。
そのサッカーの才能はすぐさま芽吹き、地元のサッカークラブでも大活躍。
「今日の練習も上級生たちがミカエルにチンチンにされている(原文ママ)」
「無理だー、ミカエルは誰にも止められないよー」とのことです。
モンセラート教会のシスターたちの証言がありました。
ミカエルの才能はサッカーだけではなかったと。
勉強も一番、美しい詩も書ければ、絵も上手、ピアノも見事に弾きこなし、歌声は天使のようだったとのこと。
ミカエルの賛美歌を聴いた教会の信者たちは、歌声に感動し、涙していたとのことです。
まさに天才児だったということです。
しかし、ファニート神父はサッカー好きもあってか、一番の才能はサッカーだと断言していたそうです。
ある日、ミカエルは神父に連れられ、バルセロナ下部チームの入団テストを受けました。
その時の様子をガンビーノ氏も見ていました。
ミカエルのプレイは圧倒的で、当時の下部組織ディレクターを務めていたルイス・ナポリ氏が「今までで見た中でダントツに素晴らしい選手だ」と語っていました。
当然、テストに合格したのですが、「今日は腕試しに来ました。神様に仕える仕事をしたいからサッカー選手になるつもりはありません」と断ります。
ですが、帰り道、ファニート神父は「君は才能があるのだから、好きな道を行ってもいいのだよ」とミカエルを諭します。
「はい、わかりました!」と明るく返事をするミカエルでした。

場面は日本の宿舎に。
代表選手たちは大型バスに、サポートメンバーたちはマイクロバスに乗って出発です。
会場まで、白バイとパトカーが先導してくれるということでした。
「すげえな、まさにVIP扱いだな」
「なんか、やっぱ、でかい大会に俺たちは出場してるって感じだな」
と、バスからセリフが出ていますが、誰のセリフかはわかりません。
石崎、早田あたりだと推測。

一方、スペインの宿舎では、大観衆がチームに声援を送っています。
「今日、発表されたミカエルの真実を読んだぞー!」と叫んでいる観衆もいました。
ラファエルからも反響の大きさを聞くミカエル。
「人知れず、空の上から見守ってください。ファニート司教」
「僕は今、サッカーの道を進んでいます」
と、心の声を出しながら、空を見上げるミカエルでした。

日本代表を乗せるバスの中。
翼の隣には石崎が。
「そういえば、もうじき子供が生まれるんだよな」
と話しかける石崎。
ゆかりが付き添ってくれていることを伝え、感謝する翼。
「そうか、ゆかりがついていれば安心だ。俺と違って、あいつはしっかりものだからな」
とのろける石崎ですが、ゆかりから付き添っていると聞いていないのですかね?
「しかし、あのチビ助だった翼が誰よりも先にパパになるとはなあ」
と、自分も小柄なのに翼をチビ助呼ばわりする石崎。
翼は「でも、一番じゃないよ」と答えます。
「あ、そうか、井川がいたか」と気づく石崎。
ですが、その井川はケガにより、「日本にいる娘に勇姿が見せられない」と松葉杖を掲げて嘆いていました。
「だから、絶対にメダルは持って帰りたい。頼むぞ」ということです。

試合はR・マドリッドの本拠地、サンチャゴ・ベルベナウで行われます。
試合開始まであと3時間ということでした。
スタジアム周辺にはすでにすごい人だかりで、いかに注目されているかわかるということです。
いい試合が行われるといいのですが……
余談ですが、ガンビーノ氏は44歳という設定だそうです。
貫禄がありますね……

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