今月のキャプテン翼10/4 第128話「モンセラートの悲劇」(ネタバレあり)

キャプテン翼ライジングサン
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カフェでくつろぐガンビーノ夫妻のもとに、バルサ下部チームのディレクター、ルイス・ナポリ氏がやって来ます。
当然、彼も手記を読んでいて、私のことも少し書いてくれてありがとうとのこと。
ガンビーノ夫妻はカフェでランチしたあと、店の大型ビジョンで準決勝を観戦するとのことです。
ふたりは手記の第3章について話題にします。

「第3章 モンセラートサッカー場の悲劇」
ガンビーノ氏はミカエルがいつかサッカー選手になりたいと考え直すかもしれないと、その後も取材を続けていました。
サッカー選手になれば、とてつもない選手になると確信していたからです。
高学年になったミカエルは、身体つきもしっかりとしてきて、技のスピードもシュートの力強さも増していました。
さらには、ラファエルという相棒が見つかり、個人技だけでなく、コンビプレイも見られるようになっていました。
しかし、悲劇は突然起こります。
ここから悲劇の当事者、ブラインドサッカースペイン代表サウールの証言が始まります。
サングラス姿でミカエルを応援していたあの人物です。
モンセラートサッカーチーム所属のミカエルと、隣町マンレザのサッカーチームに所属していたサウールとは、何度も対戦を繰り返していました。
しかし、いつもモンセラートというより、ミカエルひとりにサウールたちは敗れていました。
それが悔しくて、サウールはある日の試合、ミカエルを徹底マークしていました。
ですが、マークは通用せず、点を取られるばかり。
悔しくてさらにマークを続けるサウール。
あるとき、自陣ゴール前の低めのルーズボールに対し、体勢を崩していたサウールは頭でクリアしにいきました。
そのとき、ミカエルの左脚がサウルの目に飛んで来ました。
サウールがこの世で最後に見たものは、サッカーボールとミカエルのスパイクとなりました。
すぐに試合は中止となり、救急車が呼ばれましたが、サウールの目は傷つき、二度と何も見えなくなりました。
血だらけとなったミカエルの左腕は震えていました。
それ以降、サッカー場にミカエルの姿は見えなくなりました。
教会にひきこもり状態となり、外にもろくに出られなくなったのです。

場面は変わり、試合会場に入ろうとする日本チームのバスへ。
岬の応援団たちが姿を見せます。
まずは小5のときに過ごしたという九十九里FCの面々が大きな旗を掲げて迎えます。
続いて、西峰小のミツルくんと和男くん。
彼らは旗も持っていませんでしたが、ちゃんと見つける岬は目がいいですね。
さらにはパリ日本人学校の面々がこれまた旗を掲げて迎えます。
あずみちゃんは残念ながら、その他大勢と同じ扱いです。
さらに声援を送るのは、母と妹です。
岬の隣に座っていた松山が、やはり岬は人気者だなと褒めます。
応援に励まされた岬はますます闘志を燃やすのでした。

再び場面は変わり、バスを降りたミカエルへ。
回想シーンが入ります。
教会のシスターたちは、ミカエルをあれは事故だからと慰めてくれたらしいですが、中には左脚に悪魔が取りついていると聖水で洗ったシスターもいたそうです。
もちろん、シスターに悪意があったわけではありません。
そこにやってきたファニート神父は、ミカエルは悪魔に取りつかれてはいない、サッカーも悪魔のスポーツではないと説きます。
みんなミカエルを心配している。
だから、ムリをしてても笑いなさいとも説きます。
君はみんなにとって天使なのだからということです。
そうしてだんだんと笑顔でいるようになれば、ミカエル自身の心も以前より軽くなっていきました。
すると、ミカエルは無性にサッカーボールが蹴りたくなり、モンセラートの裏山で一人絶壁に向かってボールを蹴るようになったのでした。
さすがに絶壁がボールで砕けるシーンはありませんでしたが。

スタジアムを見渡すミカエル。
すべての試合を見た人たちに元気とやる気を与えられるようなサッカーを披露したいと決意します。
神父に対しては、天から見守っていてくださいと再び祈るのでした。

まだ試合は始まりません……
ミカエルの名前ですが、ルシフェルにした方が良かったんじゃないですかね、先生。
元気とやる気を与えるようなプレイを見せると約束するミカエルですが、相手を虐殺するかのような点差を付けることが、やる気を与えるプレイなんでしょうか?
現に翼はミカエルのプレイを見て、意気消沈したわけですが……
まあ、試合内容に期待しましょう。

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