第7話「ゲームメイカー翼」あらすじ・ネタバレあり
扉絵でここまでの試合の得点経過について説明。
前半7分に新田が先制点。
前半21分にミカエルが同点弾。
前半25分に翼が2点目。
前半37分に今度はラファエルが同点弾。
後半8分に翼が3点目。
後半15分に日向が4点目。
後半20分と30分にミカエルが得点。
現在4-4の同点で後半33分を迎えます。
翼が次に点を取ればハットトリックですが、どうでしょうね。
正直、最初の新田の得点なんかはどんな形で取ったのか記憶から薄れています。
試合開始直後は4ヶ月に一回発売されるマガジンで読んでましたからね……
試合再開。
ミカエルがピッチに戻ります。
「次の1点をどっちが取るか勝負だ」と意気込んでいます。
そのミカエルはピッチに入るやいなや、翼の元へ。
皆が心配していますが、翼は冷静でした。
ミカエルが治療中の間に考えはまとまったとのこと。
要はしばらくサッカーから遠ざかっていたミカエルに対し、自分は世界最高峰の舞台でしのぎを削っていたのだから負けないという驕りがあったと。
しかし、ミカエルはその間にボールと一対一で対話し、翼よりも「ボールはトモダチ」状態になっていたと。
だから、”一対一では”勝てなかったと。
一対一の強さがミカエルの武器なら、翼の武器は幾多ものライバルと戦ってきた礎であると。
再び両者の激突かと見開き2ページで表現されています。
翼の後ろにはこれまで戦って来た多くのライバルが描かれています。
大きめに描かれているのは、若林、日向、三杉、松山、シュナイダー、ミューラー、サンターナ、ナトゥレーザ、レヴィン、カルツあたり。
まんま、人気投票のような感じです。
なぜか、ディアスがいないような……
それはさておき、ミカエルと翼が激突するかと思われた瞬間、翼は右に走る岬にパス。
いわゆるワンツーの形になり、ミカエルをかわします。
「な…!」と驚くミカエル。
サッカーでは本来当たり前なんですが、「サッカーは格闘技」というこの漫画では違うのかもしれません。
翼いわく、「この試合で一対一は捨てる」とのこと。
「ミカエルとの一対一は楽しく、かつてロベルトに向かって行った自分を思いださせてくれた」
「一対一を続けていれば、もっとサッカーがうまくなれるかもしれない」
「しかし、この試合に関しては日本の勝利を狙うことに徹する」
「仲間と組んで試合に勝つことがミカエルに勝つ俺のサッカーだ」とのこと。
ひとりで11人抜きをした選手とは思えないセリフです。
ミカエルをかわした翼は前線へ走る日向に高速スルーパス。
裏をかかれたスペイン、ここはピンチかと思いきや、世界最高峰のDFブルーノがこれに反応してブロック。
しかし、こぼれダマに走り込むのは反町。
「日向さんが徹底マークされたときに反町さんが決めるのは東邦学園の常套得点パターンのひとつだ!」とベンチで叫ぶのはタケシ。
「伏兵の俺が日本待望の決勝点を取る物語の展開も決して悪くないはずだー!」と立場をよくわかっている(?)反町は謙虚なセリフでノーマークからのシュート。
しかし、そこは作者も甘くはありません。
GKカリューシャスが懸命に伸ばした左手一本でなんとかゴールを死守。
再びこぼれダマになりますが、そこに詰めていたのがもうひとりの伏兵佐野。
「シャアー!」と珍しい雄叫びをあげていますが、このシュートは決まるのでしょうか?
次回の更新を待ちましょう。
第7話・個人的感想
一対一の対決ばかりだと、あまり面白くなかったので、このような形になったのはうれしい限りです。
こうなると、他の選手たちに活躍の場が生まれますからね。
とはいえ、一対一を避けるなら、何もミカエルの治療終了を待たなくても良かったような……
反町や佐野は思ったより、見せ場がありますね。
佐野のシュートはたぶん決まらないでしょうけれど(笑)
流れからいうと、翼が決勝点を決めてハットトリックというのが濃厚でしょうか?
三杉にフラグが立ちすぎているので、彼に決勝点というパターンも考えられますが、ミカエルの猛攻を防ぐ役割で活躍する形かもしれませんね。
ありがたいことに毎週更新されるので、素早く結果が見られるのがうれしいところ。
一週間だけ待ちましょう。
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