キャプテン翼ライジングサンFINALS 第16話「最終作戦!!」あらすじと紹介
5対4と逆転され、残りはアディショナルタイム5分のみと崖っぷちの日本。
ついには切り札三杉淳投入となりました。
今週はその三杉が皆に作戦を授けるところからスタートです。
「残り5分だが焦りは禁物……焦らず、かといって慎重になりすぎず攻めよう」
「でも、当然相手は人数を増やしてゴール前を固めてくる。空いたスペースは限られ、パスは通りにくくなる」
「その分、前がかりでプレスはかけてこない。なので、ペナ付近には容易に近づけるはず」
「そこからまずはロングシュートを放っていこう。できれば、できるだけゴールに近づいてのミドルシュート。ただし、必ず枠内に放つこと。まずはそれでゴールを狙おう」
当然すぎる発言のような気もしますが、三杉が冷静なのがわかる演出でした。
この作戦に日向と松山がうなずきます。
「時間がない分、何回シュートにもっていけるかわからないからな」とは日向。
「つなぐだけでなく、シュートを撃たなければ点は取れないからな」と松山。
一コマの中で話すふたり。
イーグルタイガーショットを放ったからか、いつの間にかいいコンビのような扱いになっています。
三杉の話は続きます。
「でもシュートを放ったからと言って、簡単にゴールを奪えるわけではない。でも、大事なのはシュートを防がれたときのセカンドボール……それをこちらが奪ってゴールに押し込めるか、それにかかっているような気がするんだ」
妙に「でも」が多い三杉です。
「味方同士混乱しないように役割を決めておこう」
この提案により、ロングシュートを撃つのはシュート力のある日向、松山、早田、次藤と決まります。
早田はシュート力があると言えるのでしょうか?
そして、セカンドボールを押し込む役に反町と佐野が指名され、なおかつもうひとりとして岬も指名されます。
納得する岬。
伏兵決勝点フラグが立っているとはいえ、反町、佐野がゴールを決めるシーンは想像がつきにくいので、ここは岬が同点ゴールを決める流れへの伏線でしょうか?
なお、三杉と翼はゲームメイクをしつつ、時にはロングシュートを狙う役という特別な役割を担います。
ここでなんとなく三杉>岬という構図ができた気がするのは私だけでしょうか?
とはいえ、皆がこの作戦に納得。
気合を入れて再スタート……かと思ったら、「ちょっと待て!」と石崎が叫びます。
彼だけ役割が与えられていなかったのです。
「ああ、ごめん。石崎くんにはサイドから相手GKが飛び出して来れない位置へのクロスやセンタリングを上げてほしい」と三杉。
他の誰にも与えられていない役割に納得する石崎。
しかし、すかさず「ボールロスやトラップミスの多い石崎にはボールを回さないほうがいいってことだな」と誰かのセリフ。
顔が書かれていない小さなコマだったので判別不可能でした。
三杉のセリフとは思えないので、日向か早田あたりの発言ですかね。
「この場面でつまんねえ冗談言ってんじゃねえよ!」と石崎がやり返します。
「残り時間、悔いの残らないよう最後の最後まであきらめずに闘い抜こう!」と翼の発言かと思われるセリフで気合が入ります。
各自が持ち場に散ります。
スペイン側は「何を打ち合わせしたのか知らないが、こちらはひたすら守り抜くのみ」とこちらも気合を入れます。
スタンドで見守るブラジルの三人。
サンターナとナトゥレーザは「リバウールさんの言う通り、甘さを見せた日本が追い込まれた」と話します。
確かにミカエルが治療中日本は攻めませんでした。
続いて、「俺達は翼だけでなくミカエルにも借りがあるから決勝の相手はスペインでもいいけどな」というナトゥレーザのセリフ。
えっ? ナトゥレーザの翼へのこだわりってそんなもの?
あれほど勝負にこだわっていたのに……
しかも、サンターナも同調しているし……
「決勝の相手が日本になってほしいと願っているのはロベルトコーチくらいじゃないか」とまで言う始末。
ちょっと拍子抜けです。
そのロベルトはといえば、翼がこのまま負けるはずがない、必ず奇跡が起こせるはずだと心の中の声。
おそらく、何か起こるのでしょう。
試合再開。
まずは翼がドリブルで三杉とともに相手の陣形を確認します。
スペインは5バックとなり、その前にボランチのミカエルとヴァレロンがいます。
残る三人、イエニスタとラファエルとチャービがプレスをかける役割です。
翼、三杉、松山の三人でボールを回します。
確認が終わり、三杉の合図で仕掛けます。
珍しい翼と三杉のワンツー。
このふたり、天才コンビとでも言えるかもしれません。
三杉はシュート体勢に入りますが、チャービが来たところを見るとバックパスに切り替え。
それを受け取った翼が右に展開します。
まさか、石崎!?
かと思いきや、この位置にいたのは日向。
ロングシュートを撃つために中盤の位置にいました。
作戦どおり、まずは日本選手の中でキック力最強と思われる日向が見開き2ページで久々の雷獣シュート!
あまりの早さに驚くスペインの誰かふたり。
しかし、そんな簡単に決まるわけがなく、ここでもミカエルがブロック。
強烈なシュートだったので、スパイクの裏、硬いソール部分でこのシュートを受け止めます。
ですが、ブロックはしたものの、強烈な雷獣シュート、ただでは済みません。
威力に押され、ミカエルは傷口が開いた上、後ろに飛ばされ、足からボールが離れます。
そこに作戦通り飛び込むのが反町と佐野。
「こっちの狙いどおりだ!」と叫ぶ、次藤と石崎。
とはいえ、そんな簡単に決まるわけがありません。
このこぼれダマにはスペインOA枠のヴァレロンがすばやく飛び出し、これをクリア。
ヴァレロンさん、ミドルシュートを放つだけでなく、ここでも見せ場がありました。
先週投入されたセルヒオ・ラムズに見せ場があるのかと思いましたが、ここはヴァレロンでした。
日本、ここも得点ならず、来週へ持ち越しです。
キャプテン翼ライジングサンFINALS 第16話「最終作戦!!」個人的感想
基本的に投入されたばかりの選手は見せ場があるというのがこの漫画の特徴なので、まずは三杉に見せ場があったのは予想通りかなと。
翼との連携もファンにはうれしいところだったのでは?
三杉>岬という構図ができたのは岬ファンには複雑だったかもしれませんが。
ロングシュート作戦も面白いと思います。
来週は必殺シュートがたくさん飛び出すのですかね?
ハイスピードなんちゃらを放てば、誰も反応できず決まるんじゃないかという野暮なツッコミはしないでおきましょう。
必殺シュートで相手GKをふっとばす展開が一番つまらないですからね。
ずいぶんと引っ張る展開になっていますが、とりあえず同点弾は誰が決めるのでしょうか?
なんとなく、岬のような気もしてきましたが、石崎もありそうな気がします。
三杉はアシスト役かな?
決勝点は伏兵が決めるフラグは生きているのでしょうか?
誰かのシュートにミカエルが反応するものの、痛みでジャンプ力が弱まって阻止しきれないと予想します。
いろいろと想像しながら次回を楽しみに待ちましょう。
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