キャプテン翼ライジングサンFINALS 第76話「石崎、全力の…!!」あらすじと感想
扉絵は石崎のキック。
1ページ目も石崎にしては珍しい2ページぶち抜きの大ゴマ。
しかし、下のコマではダイビングするカリューサスの姿が。
緊張も解け、自然体でキックした石崎。
連載44年目にして最大の見せ場。
ここで男になれるか石崎……?
ですが、ページをめくると石崎の放った(石崎から見て)ゴール左上スミへのシュートを左腕を伸ばして止めるカリューサスの姿が……
ボールは上空に飛び上がり、ゴールラインをも越え「ああーっと、と、止めたー!」と叫ぶ実況者の声が。
神(作者)は非情でした。
石崎は自殺点といい、やはり、こういう役柄として扱われるようです。
それだけに便利で作者に愛されているとでも言うべきか……
ここまで、ほとんどいいところのなかった天才GKカリューサスにここで見せ場が用意されていました。
「止めたぞー!」と絶叫するカリューサス。
これまでPKはいえ8本も決められていましたからね、喜びもひとしおです。
観客もスペインイレブンたちも大喜び。
「カリューサスが俺の仇を取ってくれた」と悲運なビージャンも大喜び。
一方、石崎はというと、「あ、そんな……」と茫然自失。
観客席にいた石崎母もガクッと前のめりに。
ピッチに膝をつく石崎。
「また、俺がやっちまった……」
これは過去の自殺点などを示しているのでしょうか?
「すまねえ、みんな……」と涙をこぼす石崎。
気まずいシーンです。
しかし、そこは我らがキャプテン翼。
ミスする選手にも優しい漫画です。
「ドンマイ、石崎くん。枠を捉えたいいシュートだったよ。あれを止められたらもう相手GKを褒めるしかないよ」とまずは翼。
「なんにも恥じることはない。堂々と胸を張って戻っておいでよ。PKの失敗は君ひとりのせいじゃない。どのPKもチーム全体の責任なんだ」とさらに続けます。
道徳の教科書に載せたいようなセリフですね。
それを聞いた石崎母(翼の声がスタンドまで聞こえるものなのでしょうか?)は、「そうだよ、過ぎちゃったものは仕方がない。ミスは誰にでもあるんだ。そんなところでメソメソしてないで立ちなさい。元気を出してさっさとチームに戻るんだよ。あんたは元気だけが取り柄なんだから、暗い顔してないでチームを盛り上げなさい。あんたにはそれができるんだから」と実に泣かせるセリフで叫びます。
立ち上がった石崎はカラ元気を出し「すまねえ、みんな! せっかくヒーローになるチャンスを逃してしまったぜ!」と「ちっくしょー!」という擬音とともに戻ります。
迎える日本チームの面々はというと……
「ドンマイ、ドンマイ石崎」(日向)
「やっぱりおまえはヒーローの顔じゃなかったな」(反町?)
「でも、おまえにしちゃ上出来だ」(井沢)
「翼の言う通りいいシュートだったぞ!」(早田)
などと、思い思いの声をかけて石崎を励まします。
若干、ひどい言葉をかけているメンバーもいるような気もしますが、聞いた側の石崎は「俺は翼だけでなく、こんないいチームメイトに恵まれていたのか」と感激します。
「PKに失敗した俺が言うのもなんだけど、最後の力を振り絞って、絶対このPK戦勝ち抜こうぜ!」と活を入れます。
「おう!!」と応えるチームメイトたち。
「そうです、まだ決着はついていません。これでPK戦は再びイーブン。日本対スペインのPK戦はまだまだ続きます」と実況されたところで、今週はおしまいでした。
キャプテン翼ライジングサンFINALS 第76話「石崎、全力の…!!」個人的感想と予想
今週は大ゴマが多く、ボリュームとしては少なかったのですが、濃密な回ではありました。
前回、あれだけお膳立てされたので、さすがに石崎が決めると思っていたのですが、さすが高橋先生、非情というか、凡人の予想など吹っ飛ばすすごい方です。
石崎はやはりこういう役割なんですね。
日向と並ぶ苦労人だなとつくづく思います。
さて、こうなるとこのあとの展開が気になるところなのですが、次のキッカーは日本はタケシで、スペインはセルヒオ・ラムズですかね。
若島津の足はもう駄目ということでしたが、このふたりはそれぞれ決めると予想します。
そして、最後の若島津対カリューサスにドラマが……と読んでいるのでしょうがどうでしょうか?
PK戦って11人で決まらなかったらどうなるのでしょう?
検索してみたところ、このサイトに詳しく書かれていました。

11人目で決まらなかった場合、2巡目に入るわけですが、1巡目と順番を変えてもいいようです。
日本側は順番を変える必要はないかもしれませんが、スペイン側はミカエルがあの状態なので、順番を変えるかもしれませんね。
もちろん、2巡目に入ったら……の話ですが。
しかし、この漫画ならそれをやりかねない気もします。
そして、伝説として語り継がれるかも……
とにかく、来週を楽しみに待ちましょう!



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