2点目のファイヤーショットを決めたシュナイダー。
指を高く突き上げ、ドイツこそNo.1だとアピール。
さらにベンチにいるブラジル三大エースを指差し、挑発します。
サンターナが挑発に乗りそうになりましたが、ナトゥレーザがうまくなだめて、軽くアップする程度に抑えます。
前は役割が逆だったような気もしますが、かつてのサッカーサイボーグも熱くなったものです。
「そうこなくてはな……」とシュナイダーの心の声。
ですが、シュナイダーは前半だけで、決定的な3点目を狙っています。
「もう遅いかもな……」と再び心の声で語りますが、こういうアピールって、この漫画では大抵負けフラグのような……
さらにドイツの猛攻は続きます。
ブラジルはコーナーに逃げるのがやっとです。
ドイツのコーナーキック。
蹴るのはタイガーボラン。
高速クロスの名人だそうで、左右どちらの脚でも正確無比なキックができるとか。
それによってドイツの攻撃パターンが増えたとのこと。
ブラジルDF陣は長身FWのマーガスを警戒します。
しかし、一度、囮に使われているので慎重にもなっています。
タイガーボランが走り出すと、シュナイダーがニアへと動きます。
それに合わせてブラジルDF陣が動きますが、うまくカルツが身体を入れてブロック。
蹴られたクロスは低い弾道。
フリーになったシュナイダーがダイビングヘッドで決めます。
なんと前半だけでハットトリック達成です。
ワールドユース編では決勝まで無失点だったブラジルの天才キーパーサリナス。
至近距離だったとはいえ、もはや普通のヘディングシュートさえ取れなくなったようです。
「この俺が2失点……」と、決勝で落ち込んでいたあのサリナスはどこへいったのでしょう?
このままゲームはハーフタイムへ入ります。
ブラジルロッカーではこのままで行くか、三大エースを出して反撃するか意見が割れます。
監督は選手たちに判断を委ねます。
ペペは勝ちに行きたいと熱さを見せますが、ロベカロはブラジルに唯一欠けているタイトル、オリンピックの金メダルを獲得するためには、体力を残しておく作戦を支持します。
ラドゥンガが話をまとめます。
最終的にキャプテンリバウールに裁定を任せることにします。
試合は後半へ。
ドイツチームはワールドユースでの0-5の借りを返すために、6-0で勝つかなんて軽口を叩いています。
しかし、ブラジルは選手をふたり替えるようです。
さてそれは誰か。
次回のお楽しみのようです。
ついにドイツが3点が取りました。
ブラジルがラスボスになるなら、ブラジルは後半だけで3点以上取ることになるのでしょうか。
サリナスに続き、ミューラーがそんなに失点するのは嫌だなと思いました。
それにしても、サリナス……
まるで森崎かアモロ並の扱いになっていて驚きました。
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