キャプテン翼ライジングサンFINALS 第30話「3連続オーバーヘッドの果てに…」あらすじと紹介
3回目のオーバーヘッドキック体勢に入ったミカエル。
GK若島津がいるものの、日本ピンチ。
ラファエルらともつれていた翼は反応するものの、同じオーバーヘッドで迎撃しては間に合わないと判断。
だけど、頭でなら防げる……とジャンプ。
「これが俺の魂のプレイだ!」とのこと。
このプレイを音声で聞いたサウール(ミカエルとの接触プレイで失明した人物)が「だ、だめだ!」と絶叫。
若林も「早まるな! ドイツ戦の俺の二の舞になるぞ!」とベンチから絶叫。
見開き2ページの大ゴマが4回続く大胆な表現で翼とミカエルの接触プレイが描かれます。
ミカエルのキックが翼の頭に当たったのか、ボールに当たったのかは、ネームなのでわかりにくいです。
ただ、接触後は鮮血が飛び散ります。
普段、モノクロのネームですが、血しぶきだけは赤くカラーで表現されています。
両チームのプレイヤーや観客席の面々がそれぞれ「翼」「ミカエル」と絶叫または呆然。
翼は背中からピッチに倒れ、ミカエルは逆に見事な着地。
着地したミカエルはボールとスパイクが血で染まっていることに気づき、呆然。
思い出すのはかつてサウールの光を失わせてしまったプレイでした。
涙目になるミカエル。
そりゃそうでしょう。
「翼の得意技で試合を決めてやる」なんてサド侯爵のような悪趣味なプレイをした上での結果ですから。
バチでも当たったのかと思われるプレイです。
翼はといえば、血を流しピッチに倒れたままです。
ホイッスルが鳴り、試合が止まります。
「いやな予感がしたんだ」とは石崎。
「ハーフタイムにも翼が走馬灯を見たなんて言ったから」
そういえば、そんなシーンがありましたね。
この場面への伏線だったのですね。
「翼! しっかりしろー!」という石崎の絶叫で今週はおしまいでした。
キャプテン翼ライジングサンFINALS 第30話「3連続オーバーヘッドの果てに…」個人的感想
今週はほとんどが大ゴマで、1プレイが描かれただけだったので、分量としては少なかったのですが、中身の濃い回となりました。
三杉の心臓が止まっても不思議な力で復活するような漫画ですから、主人公の翼が失明したり、再起不能になるようなことはないと思いますが、気になるところではあります。
意識不明の翼をミカエルが天使の力で復活させそうな気がします。
三杉を復活させたときのように。
ミカエルはトラウマにしばらく苦しむのかもしれませんが、作者さんはお優しいですから、復活した翼によってミカエルは吹っ切れるんじゃないですかね。
ミカエルがトラウマを思い出すシーンはいつかあると以前から予想していたのですが、私は対象が三杉ではないかと思っていました。
まさか、翼を使うとは思いませんでした。
このあとの試合展開ですが、翼が治療を受けるためにピッチを出るものの、ミカエルは呆然として使いものにならず、しばらく脇役キャラたちの出番があるのではないかと予想します。
なお、モノクロページに赤いインクを散らす演出はお見事だと思いました。
来週はどうなるのか、目が離せませんね。
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