今月のキャプテン翼 6/4 あの森崎が結構活躍、新田にも見せ場が

キャプテン翼ライジングサン
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2ヶ月ぶりに発売されましたキャプテン翼マガジン。
今号にもライジングサンが3話収録されていました。
なお、前回はこんな話でした。

今月のキャプテン翼 4/2 日本対ドイツ延長戦開始
舞台を「グランドジャンプ」から「キャプテン翼マガジン」に移して、103話から105話まで3話が公開されました。 今後もこのような3話形式となるのでしょうか? そうじゃないとコミックスに収録しづらいですからね…… 現実世界の東京オリンピックは...

第106話 電光石火!!

前回、見事な雷獣シュートを決めた日向。
イタリアではゴッツァやユベントスのコーチがテレビで活躍ぶりを見ています。
コーチに至っては「来年はレンタル先からユベントスへ戻すべき」とも。
一方、延長前半でいきなり2点を取られたドイツは意気消沈。
左腕が動かないミューラー、アバラを押さえるカルツ、冷や汗をかくシュナイダー……
新聞記者の分析では、後半守り続けていたドイツに対し、日本は攻め続けていたからリズムがいいということでした。
日本の応援席から歓声が沸きますが、負けているときこそ……と、この試合一番大きなドイツコールも起こります。
シュナイダーの妹も叫んでいます。
「まずは1点取り返すぞ」とシュナイダー。
ドイツは再び全員攻撃、日本も受けて立ちます。
シェスターがボールをキープしますが、シュナイダーには松山と葵がふたりがかりでマーク。
しかし、シュナイダーはそれでもかまわないとパスを要求します。
三人の肉弾戦。
倒れた葵の腹の上にボールを乗せて踏みつけるシュナイダー。
「これは反則ではないのか?」という実況もされますがオンプレイ。
ジャンピングボレーに行くシュナイダー、しかし、そこに待っていたのが翼。
同じくジャンピングボレーでこれを止めます。
しかし、一応、作者の中で、パワーはシュナイダーの方が上だったようです。
体勢を崩した翼に対し、左脚ながらもシュートに行きます。
ですが、ここには日向がいました。
後方から脚を伸ばしシュートブロックです。
空中にこぼれるボール。
「まだ諦めるな!」と飛び込んで来たのがシュバイルタイガーボラン。
「キエー!」と若島津のような怪鳥音を叫びながら、シュナイダーと合体フルパワーボレーツインシュート!
しかし、日本もまだ諦めていません。
翼、松山、葵、日向が4人がかりで、葵を盾にして、このシュートをブロック。
そして、こぼれたボールをいち早くクリアしたのが、これまたゴール前まで戻っていた岬。
「助かった、岬!!」と安堵する森崎のうれしそうな表情がなんとも言えません。
ですが、これはただのクリアではありませんでした。
視野の広い岬には、前線にただひとり残っていた新田の姿が見えていたのでした。
オフサイドラインギリギリから飛び出した新田。
キーパー、ミューラーと一対一の体勢となりました。

第107話 限界突破の誓い!!

ミューラーと一対一になった新田。
どの段階でシュートを撃つかということになりましたが、ここで日向が「ミューラーの左手はもう動かねえ、左手側を狙え!」とコーチング。
新田の選択は……ループシュートでした。
裏をかかれたミューラー。
右手一本を伸ばし、懸命のジャンプ。
「日向のアドバイスがフェイントになった」と叫ぶ、早田、石崎、次藤。
ミューラーは日本語が理解できたのでしょうか?
それでも、強靭な足腰を持つミューラー。
右手中指一本で、なんとか弾きます。
「よし!」と一瞬、安心するミューラー。
しかし、新田は諦めていません。
翼や岬が新必殺技を特訓していた頃、俺も砂浜を走って鍛えていたんだ!とゴールラインを割りそうなボールに懸命のスライディング。
なんとか届いた脚で、角度のないところから流し込んだこのボールが、逆サイドのネットを揺らし、ゴール。
あの新田がミューラーからこの試合2点目です。
試合前の新田フラグは同点ゴールの時点で回収していたかと思っていたのですが、作者は新田にもうひとつ見せ場を用意していました。
そして、これで延長戦前半だけで、日本3点のリードとなりました。
「このおれが日本のスピードスター新田瞬だァ!」と大喜びの新田。
日本イレブンも「決定的な3点目だァ!」と喜びます。
呆然とするドイツ。
預言者ミカエルも「ドイツもついにここまでなのか」と一瞬諦めモードに。
しかし、この試合を観戦する欧州勢の選手たちが、「最後の意地と底力を見せてくれ!」と懇願します。
落ち込むミューラーに声をかけるカルツ。
身体の痛みに耐えかねて、自分が弱音を吐いたから、流れが悪くなったんだと反省します。
そして、カルツは「自分の身体は限界に来ているけれど、残り時間、限界突破して闘う!」と高らかに宣言します。
このとき、再び会場にドイツコールが響きます。
劣勢のドイツを見て、スペイン人の観客までがドイツコールに加わった模様です。
カルツはシュナイダーに、「まずはおまえのシュートがなければ始まらねえ」と懇願。
それを聞いたシュナイダーは「いきなりの渾身のファイヤーショットを撃ってやる」と誓うのでした。
森崎は大丈夫でしょうか……

第108話 撃て!!

センターサークルでボールを受けたシュナイダー。
いきなり「長距離弾道ファイヤーだァ!」と渾身のシュート。
しかし、これをなんとあの森崎が右腕一本で弾き出します。
ジュニアユース時代、若島津相手に自軍ゴール前からシュートを放ったシュナイダー。
そのとき、若島津はなんとか防ぎましたが、観客たちは「ファイヤーショットを止めるなんて」と驚いていました。
ファイヤーショットを何発か受けた若島津は腕から血を流すほどでした。
それを、あの森崎がちゃんと反応して、止めたのです。
驚きました。
「やはり、おまえはシュートを撃ってなんぼの選手だ」とシュナイダーを褒めるカルツ。
また、「シュートを撃つことで試合の流れは変わるんだ」とも考えていました。
続いてのコーナーキックのチャンスをものにしようと長身選手たちがゴール前に集まります。
蹴るのはシェスター。
ゴール前の選手たちにはマンマークがついていますが、どこへ蹴るのか?
シェスターがボールを上げたのは、密集地帯ではなく、やや後方。
そこにいたのは勢いよく走り込んできたミューラーでした。
フィールドプレイヤーとしても超一流のミューラー。
勢いをつけたままのジャンピングヘッドです。
決まるか!?と思われたこのシュートですが、なんと、またしても森崎がジャンピングセーブ。
左手一本で、これを弾き出します。
今度は逆サイドからのコーナーキック。
前半残り時間がほとんどないため、ミューラーも日本ゴール前に残ります。
左右両脚どちらでも蹴れるシェスターが(そんな設定ありましたっけ?)、今度は左脚でキック。
センタリングではなく、逆サイドを直接狙ったシュートでした。
裏をかかれた日本ですが、なんと、これをまた森崎が右手一本で弾きます。
しかし、しかし……弾いたボールの先にいたのはシュナイダー。
「FWの……エースの嗅覚なのか」
「点を取るべき男のところへボールはこぼれる」
と、両チームの監督たちを感心させたシュナイダー。
角度もコースもない位置だそうですが、シュートに行きます。
それに対し、あの森崎が「来るなら、来い!」と構えています。
いつの間にか成長しましたね……
交代早々、2点取られたときとは大違いです。
シュナイダーのシュートはコンパクトファイヤー。
素早く振り抜くためのファイヤーショットだったようです。
ファイヤーショットは本当にバリエーションの多いシュートですね。
未だにネオファイヤーショットだけは出て来ませんが……
葵が懸命にスライディングに行っていたようですが、届きません。
しかし、このシュートは森崎の正面。
「ボールはトモダチ、こわくない。正面ならキャッチできる」と構える森崎。
ですが、このシュートと森崎の間に入る選手がひとり……
カルツでした。
なんと、キーパー森崎のハナ先で側転。
その体勢から、ボールを撃ち落とす形で、シュートの軌道を変えました。
そして、ボールは森崎の股間をすり抜け、日本ゴールへ。
延長前半終了間際、ついにドイツ反撃の1点をもぎ取りました。
唖然とする森崎。
さすがに、そう何度も作者は彼を優遇してくれませんでした。
このあと、休憩なしで、延長後半15分に入りますが、今月はここまで。
今月も決着は着きませんでした。

私的感想

前号で、日本がいきなり2点を取って、さすがにやりすぎだろうと思っていました。
しかし、まさか、今回、新田が再び点を取るとは思いませんでした。
ミューラーが6失点という悲しい現実に唖然としました。
それに対し、森崎の予想外の健闘ぶりに驚きました。
今回のキャプテン翼マガジンは表紙が若林で、元日本代表キーパーの川口能活選手にインタビューしていました。
つまり、キーパー特集的な一冊だったので、森崎の健闘があったのかもしれません。
最後に決められてしまうのは、やはり森崎でしたが……
ずいぶんと長い試合になっていますが、次号で決着はつくのでしょうか?
それと、次のスペイン戦、日本のゴールを守るのは誰なのでしょう?
若島津が有力でしょうけれど、足を怪我していますしね。
今号を見ると、森崎のスタメンもあるのかも、という気がしてきました。
どちらにせよ、激しい点の取り合いになりそうですが。
2カ月後を楽しみに待ちましょう!

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