前半終了間際、日本に与えられたフリーキック。
蹴るのは誰か?
早田が蹴るふりをしますが、これはボールをまたぐフェイク。
岬がボールを出し、翼が走り込みます。
ドライブシュートと見たアルゼンチンの壁はジャンプ。
しかし、翼は空振り。
走り込んだ松山がガラ空きになった壁下にイーグルショットを放ちました。
ジュニアユースのときのイタリア戦でヘルナンデス相手に使ったのと同じ戦法でした。
戦法としては良かったのですが、アルゼンチンキーパーのガルトーニが横っ飛びでこれを弾きます。
ヘルナンデスのようにワンハンドキャッチとまではいきませんでしたが、ファインセーブでした。
ここで前半終了の笛。
試合は1-0のまま後半へ。
ハーフタイム中、テレビ観戦中のブラジル選手たちが、試合結果の予想をします。
ナトゥレーザは2-1で日本、リバウールは2-2で引き分け、ロベルトは3-2で日本の勝ちでした。
夕飯を賭ける話になり、ラドゥンガはリバウールに乗り、ロベカロはアルゼンチンの3-2で一人勝ちを狙います。
こういう場合、ロベルトが当たりそうですが……
後半開始。
活を入れた日本は、翼と岬の黄金コンビが攻め込みますが、アルゼンチンの黄金コンビがこれを防ぎボールを奪います。
なんと、ふたりが手を繋いで回転、離した反動を利用してタックルを食らわすという曲芸でした。
しかし、これが決まるのだから、わからないものです。
ボールはディアスへ。
松山と葵の両ボランチが前から、翼と岬が後ろから向かいます。
ボールを持つディアスに四人が近づいたところで、ディアスが不敵な笑みを浮かべて今回はおしまいでした。
このあとの展開は読みにくいですが、連載位置がずいぶん後ろになっているのが気になりました。
試合があっさりと描かれないといいのですが。
往年のファンはディアスが活躍していることに大喜びなのですが、最近、この漫画を読み始めた世代には、わけがわからないのでしょうか?
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