今月のキャプテン翼6/4 第123話「ゾーン」(ネタバレあり)

キャプテン翼ライジングサン
記事内に広告が含まれています。

第123話「ゾーン」

ミカエルの心の声。
まずはサウールに対し、「感じているかい?」と呼びかけています。
次に翼に対し呼びかけています。
「ボクは君のプレイを見て感じて、再びサッカーを始めることにしたんだ」
「翼くん、君のプレイはめちゃくちゃ楽しいよ。見ているだけでホントワクワクする」
「人の持っている技はすべて自分のものにする。そして、それをより自分のものにするため、さらに進化させる」
ここでミカエルがメキシコのパスを空中でカット。
ボールを宙に浮かせたまま、その場でトルネード回転。
さらに足首をつかみ、弓矢のようにしならせ、最後は地面の反動を利用しました。
「トルネードアロー雷獣シュートだァ!!」とのことです。
「トルネードアロースカイウイングシュート」でもいいんじゃないかと思いましたが、この強烈なシュートが決まります。
これでミカエル4点目です。
OA枠のブルーノとグランディオスも後半からのミカエルのプレイに唖然としています。
「彼はまさにゾーンの中にいる!!」とチームメイトやコーチたちが分析します。

ミカエルのプレイはまだまだ止まりません。
またもやドリブルで突進するミカエル。
そのままシュート体勢に入ります。
メキシコも意地があるので、シュートブロックに行きますが、ミカエルが放ったシュートはサラゴザのスネに当たり、ミカエルの前にダイレクトで返って来ます。
これをそのまま撃ち返すミカエル。
「これはミカエルの一人反動蹴速迅砲!!」
と、VTRを観る翼が叫んでいます。
竜が見えるシュートがメキシコゴールに突き刺さります。
以前、単独でも竜が見えるシュートが撃てたように思うのですが、やはり撃ち返したほうが威力があるのでしょうか?
ミカエル5点目です。
試合終了が近づいて来ましたが、ミカエルの虐殺ショーはまだ続きます。
ラファエルの右サイドからのクロスをエスパダスがなんとかパンチングで大きく跳ね返しますが、ボールの先にはまたしてもミカエル。
最後のシュートは翼に捧げるシュートでした。
すなわち、翼の得意技オーバーヘッドキック。
ペナルティエリアの外からでしたが強烈なシュートが、またしてもメキシコゴールに突き刺さります。
ミカエル6点目。
スタンドのスペインサポーターは大歓声。
「サッカーの神様がここに降臨したぞ!」と「ミカエル」コールの大合唱。
ここで試合終了でスペインの準決勝進出が決まりました。
試合後、ラファエルが「ちょっとやりすぎだったんじゃないか」と声をかけます。
「この後を考えて、手の内は隠しておいたほうがよかったのではないか?」と。
「今日は途中から全力を出すと決めたんだ。ボクを再び導いてくれた人たちのためにね」と返すミカエル。
スタンドからはそのうちのひとりサウールから「ブラボー」の声がかかります。
プレイスタイルを一転させたミカエルに対し、世間は「天使か?悪魔か?」という論争になったそうです。
個人的にミカエルの悪魔のようなプレイはラフプレー寸前のプレイかと思っていたのですが、予想は外れました。

再び翼のランニングシーン。
今まで、どんな強敵が自分の前に現れようと、その相手との対戦を心のどこかで楽しみにしているところがあった。
しかし、今の自分にはミカエルに対し、恐れしか感じない、どうしたら勝てるのか想像もつかないと、翼は迷っています。
小学生のとき、三杉のプレイに意気消沈したのはノーカウントでしょうか?
その様子に気づいた日本代表選手たちはランニングを止めます。
「どうした翼、おまえがそんなにしょげてちゃ話になんねえぜ」と石崎。
「そうだ翼、何一人で悩みまくっているんだよ」と修哲トリオ。
「一人で背負うんじゃねえよ」と日向。
さらに日向は続けます。
「一人で対抗できないなら2人がかり、3人がかりで対抗していけばいいじゃないか」
「それでもあいつが上回って、メキシコみたいに6点を取られても、こちらが7点叩き込み返せばいいことだろ」
「前半後半で12点ぶち込まれたときには、13点ぶち込み返すまでよ」
「それに翼、おまえが全部一人でぶち込まなくたっていいんだ。俺だって必ずとってやるよ!」
すると、他のメンバーたちも「俺も」「俺も」と声を出します。
石崎さえ、「俺だってとれるかもしれねえ」と言いますが、「やっぱ、石崎は無理だろ」と声がかかりオチがつきます。
なごやかな雰囲気となった日本代表チーム。
翼は「みんなの言う通りだ」と謝罪します。
「俺はもうミカエルを怖れはしない! どんな結果になろうとも力の限りミカエルとスペインに挑む!」と宣言します。
「それでこそ、翼だ」と皆がホッとします。
今度は翼が皆を引っ張りランニング開始です。
吉良監督もその姿を見て安心します。
すると、「みんなおまたせ」「相変わらず、元気にやってるみたいだな」という声が。
現れたのは立花兄弟、中西、岸田、中山、西尾、高杉の7人でした。
ドイツ戦でケガ人が続出したことで、練習にも支障が出る恐れがあるということで、急遽練習相手として彼らが招集されたのでした。
片桐さんの手配のようでした。
彼らもまた黄金世代。
役者は揃って来たようです。
でも、立花兄弟って、選手生命を失うほどのケガをしたんじゃなかったでしたっけ?

3話を通じた私的感想

ソフトボールに1話まるごと使うとは予想外でした。
赤嶺は人気キャラなんですかね。
ミカエルの悪魔のプレイも自分の予想とは違いました。
確かにすごいプレイでしたが、ナトゥレーザが登場したときのほうがインパクトが強かったかなと個人的には思いました。
それにしても、エスパダス……作者のお気に入りキャラなのに、完全なかませ犬にされてしまいましたね。
ヘディングシュートあたりは止められても良かったのでは?
若島津がエスパダスのようにならないか心配です。
反動蹴速迅砲も、相手の強烈なシュートを撃ち返すから威力が倍増したように思っていました。
相手の身体に当たって跳ね返ったボールでも反動蹴速迅砲になるのでしょうか?
サポートメンバーに中西や西尾がいたのはうれしかったです。
赤井や弓倉、フットサルコンビだったら、個人的にはシラけていたかも。
しかし、立花兄弟はアキレス腱断裂のケガだったように思うのですが、もう回復しているのですかね?
次回予告を見る限り、ブラジル対フランスの一戦が少し描かれそうです。
フランスはOA枠を使っているはずなので、トラムあたりがサンターナやナトゥレーザを少し苦しめてくれないか期待します。
くれぐれもブラジルの圧勝となりませんように……
二ヶ月後の次号を楽しみに待ちましょう。

キャプテン翼マガジンの定期購読はこちらから

コメント

タイトルとURLをコピーしました