キャプテン翼メモリーズ4「最強明和FC伝説」vol5 ネタバレあり

キャプテン翼ライジングサン
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今月のあらすじ

「由緒正しき門構え」と評されている若堂流空手道場。
伝統があるのかないのかよくわからない流派です。
庭の木にテニスボールを多数吊るした若島津少年。
このボールを「若堂流反復蹴り、反復突き、百連打!」なる技で次々と的確に打ち抜いて行きます。
揺れているボールをも正確に打ち抜くのは、日向のシュートを止める練習として重ね合わせているとのこと。

3セットを終えたところでさすがに息切れする若島津。
そこに現れたのは若島津父。
「やけに熱心な稽古をしているが、学校で何かあったのか?」と問いかけます。
「うん、ちょっとおもしろいやつに会ってね。今日の稽古はそいつを倒すための訓練なんだ」と返答する若島津。
「なにィ」と返答する父。
驚いたのは、また喧嘩沙汰を起こしたらこの地域で若島津を受け入れてくれる学校はなくなることを心配してのことでした。
しかし、若島津は「喧嘩じゃないよ、サッカーだよ」と父を安心させます。
父は意外な答えに驚いているようでしたが。
「来週の合同体育もサッカーだといいんだけどな……」と夢想する若島津。
一方、明和FCの練習場では包帯を頭に巻いた日向が大きなくしゃみ。
「誰かが俺の噂をしているな……」とのことです。

若島津の願いは叶い、次の合同体育の種目はサッカーでした。
前回、日向が病院送りになったというのに、この選択はいいのでしょうか?
一応、教師は「ケガのないように気をつけろよ」と注意はしています。
4組の若島津はキーパーのポジションを希望します。
クラスメイトたちは驚きますが、「そのための特訓をしてきたんだ」と若島津は主張。
一方、3組では「ええっ!?シュート禁止!?」と大きな声が。
体育教師は4組へのハンデとして日向のシュートを禁止して、チームプレイに専念しろと指示します。
そのほうが素人相手にゴールを奪うより、日向にとっても練習になるだろと。
「放課後おまえにサッカーを教えているあの飲んだくれじいさんもきっとそのほうが喜ぶだろ」とは体育教師の弁。
なかなかの慧眼です。
なお、弟子同様、このとき吉良監督は大きなくしゃみをして「誰かがわしの噂をしとるの」とのことです。
似たもの同士ですね。

納得がいかないのは若島津。
これではなんのために特訓したのかわかりません。
とはいえ、試合は始まります。
日向はディフェンスでも力を見せ、ボールを奪ってはクラスメイトに見事なロングパス。
ボールを受けたクラスメイトも「おう、なかなかいいシュートだ」と日向に言わせるシュートを放ちます。
ですが、このシュートを若嶋津は左手を伸ばしただけで片手で軽々とキャッチ。
「わっ、すげえ!」と騒ぐクラスメイトたち。
しかし、若島津は日向のシュートじゃないとつまらんと涼しい顔。
試合自体は日向のゲームメイクにより3組が主導権を握り、次々と3組がシュートを放ちますが、それを若島津がことごとく見事なセーブ。
「あの転校生、空手の全国優勝者と聞いてたんだけど、サッカーのGKじゃなかったよな」と体育教師も驚きます。
遠目からのシュートではまったく通用しないと理解した3組はドリブルで至近距離まで近づこうとしますが、これも若島津の飛び出しによって簡単に止められます。
女子たちからは黄色い声援が送られます。

スライディングキャッチを決めた若島津。
ついにしびれを切らし、日向に声をかけます。
「おーい、3組の大将!いつまでそんなところにいるんだ」
「そろそろいいだろう。おれは相手がおまえじゃなきゃ楽しめねえんだよ」
叫ぶと共に日向へ向けて一直線のロングキック。
しっかりと胸でトラップした日向。
意気に感じた日向はこうなると止められません。
「よーし、今から俺のシュートは解禁だ!」と教師の指示を無視してドリブル開始。
「やっぱ、おめえはおもしろいやつだな!だったらその期待に応えてやるぜ!」と自称「弾丸シュート」の体勢に。
「よし、来い!」と不敵に笑う若島津。
さて、勝負の行方は……

私的感想

今月は表紙を入れて18ページほど。
前回登場した若島津兄らしき人物がまったく出て来なかったのは残念ですが、なかなか熱血少年漫画っぽい内容で楽しめました。
まだ日向と若島津が対等に話しているのが新鮮です。
しかし、「若島津さんは元々FWだったんだ。だけど日向さんというすごいFWがいたからGKになったんだ」というタケシの証言があったように記憶しているのですが、今回の内容を見てみると、最初から若島津がGKであったかのようですね。
ここでGKとしての素質の片鱗を見せておいて、明和FC加入後は一時期FWとしてプレイするという展開があるのでしょうか?
予告によると、次回は意外な結末になるとのことです。
ひとまず、このシュートは若島津が止めるように思いますが、最後は日向が点を取るという流れを予想しておきます。

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