今月のキャプテン翼11/2 第143話「モンセラートの黄金コンビ」ネタバレあり

キャプテン翼ライジングサン
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前半37分、ラファエルのゴールでスペインが2-2の同点に追いつきました。
歓喜のスペインイレブンならびに観客たち。

「少年時代の技がここで来るとは思わなかった」
「その割にはしっかりコースに走り込んでいたじゃないか」
「身体が勝手に反応したんだ」
とは、ラファエルとミカエルの会話です。

少年時代、モンセラートのサッカー場で格上の相手と練習試合をした際、ラファエルはミカエルからファウルチップパスを受けてハットトリックを決めていたのでした。
ちなみにその練習試合は、そのあとミカエルがアディショナルタイム中に豪快なミドルシュートを決めて勝ったということです。
おそらく、ラファエルに華を持たせようとしなければ、楽勝していたのではないですかね……

ミカエルはサポーターたちにラファエルのことをアピール。
「ボクたちがモンセラート黄金コンビです!!」とのこと。

「黄金コンビ」というのはキャプテン翼が世間に流行させた言葉かと思いますが、ここでもまた一組「黄金コンビ」が誕生したようです。
ちょっと増えすぎなような……

対する日本チームでは、葵が意気消沈。
自分が欲張りすぎたと反省しています。

それに対し翼が「俺だってあそこでミカエルが斜め後ろへパスを出すとは思わなかった」となぐさめす。
「えっ、あれはシュートミスではなくて狙ったってことか?」とは井沢。
「まったくやっかいな相手だな」とは早田と次藤。

「気持ちを切り換えろ。あそこでおまえが一気に抜け出していたら、カウンターのチャンスが来ていた。紙一重の差だ」とは日向のセリフ。
「お互い、やられたぶんは次にやりかえそう」と翼がチームを鼓舞します。

ここでラファエル父母の回想シーンが入ります。
バルセロナ市街にあるスポーツ店で念願のアディダスのスパイクを手にしたラファエル少年。
店員さんからも「ぼっちゃん、お目が高い」と褒められます。

しかし、心優しいラファエル少年は、ミカエルが「クリスマスプレゼントはもらえないかな」と話していたことを思い出します。
ラファエル少年は「ボクはこっちでいいや」と格安のスパイクを選択します。
「その代わり、これを2足買ってもいい?」
「ミカエルのスパイクもボロボロだったから、一足はミカエルにプレゼントしたいんだ」
「ボクがハットトリックを決められたのはミカエルのおかげだし」とのこと。
ラファエル少年はミカエルが華を持たせてくれたことがわかっていたようです。

理解を示す両親はラファエルのお願いを快諾。
ラファエルのことを正直者で正義感が強く、努力家で負けず嫌いで、そしてとても優しいと絶賛しています。
まるで、スペイン版岬太郎です。

ラファエルはといえば「いつかミカエルとふたり『モンセラート黄金コンビ』と呼ばれたいんだ」と無邪気に話します。
日本で翼と岬が「黄金コンビ」と呼ばれていた頃、スペインでも「黄金コンビ」という単語を使っていた模様です。
洋の東西を問わず使われていた単語なんでしょうか?
少しネットで調べてみましたが、キャプテン翼のことばかりが検索結果に出て、由来がどこにあるかはわかりませんでした。

ラファエルはミカエルにスパイクをプレゼントします。
「アディダスの最新モデルは履いてみたらちょっと感じが違ってさ」などとごまかしています。
おそろいのスパイクを喜ぶミカエルとラファエル。
実はミカエルはシスターたちから新しいスパイクをプレゼントしてもらっていたのですが、彼もまた心優しき天使なので、言い出せなくて頭をかいていました。

舞台は再び試合の場へ。
立派に青年に成長してくれたことを喜ぶラファエルの両親の姿がそこにもありました。

日本ボールのリスタート。
パスを回して反撃に出ますが、スペインはOAの両ベテラン、グランディオスとブルーノがチームを引き締め反撃を許しません。
ミカエルは体力温存のため、本来のポジションであるボランチで守備に特化した動きを見せます。

ブルーノ、グランディオス、ミカエルと並んだ中央の守りは恐ろしく固い……と翼が冷や汗を流します。
リーガ戦でR・マドリッドの守備陣を簡単に崩していたように思うのですが、それよりも固いということでしょうか?

とりあえず、同点に追いついたスペインは守備を固め、このまま前半は同点で終わろうという形です。
対する日本もカウンターを警戒してか、リスクを負った無理な攻撃はしかけません。
吉良監督も「それでいい」という心の声です。

前半アディショナルタイムは2分と表示。
両チームとも同点で後半に持ち込もうと考えていたそのとき、ひとり納得していない男がいました。
大空翼ではありません。
葵新伍です。

同点に追いつかれた借りを返したいと納得していないのでした。
残り時間の少ないここは勝負をしてもいいはずだと独自判断。
翼と岬を追い抜き、単独でスペイン陣内にドリブルで仕掛けていきます。

スペインイレブンや吉良監督はびっくりしていますが、翼と岬は納得していました。
ボールを失ってもふたりでフォローすると断言。

葵が向かう先は先程してやられたラファエルでした。
リベンジというわけです。
日向も「全力でいけ!」と葵を応援します。

前半終了間際、最後の勝負に出た日本。
さて、この結果はどうなるか?
次の話へと続きます。

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