今月のキャプテン翼11/2 第144話「前半最後の一騎討ち」ネタバレあり

キャプテン翼ライジングサン
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日本対スペイン、前半アディショナルタイム。
ドリブルをしかけた葵をラファエルが迎え討ちます。

葵はまたもや馬鹿の一つ覚えの直角フェイントで仕掛けます。
ラファエルは「なぜ同じ技をもう一度?」と一瞬迷いながらも、前回ボールを奪ったときと同じように脚を伸ばします。

しかし、葵も決して馬鹿ではありませんでした。
直角フェイントでラファエルの脚を大きく開いたのを見て、股抜きのパス。
彼らしからぬ頭脳プレイで、見事リベンジ成功です。

このボールが日向に渡ります。
正面にミカエル、斜め前に新田がいる状態でした。

葵の負けん気の強さと心意気を気に入ったという日向。
「このまま同点のまま終わらすと見せかけてからの前半終了間際の勝ち越しゴールは俺が奪って見せる!」とミカエルへ向かってドリブル開始。
「やっぱり俺へのパスはないと思いましたよ」と苦笑する新田。

「余計な駆け引きはしねえ!」
「勝ち越しゴールは直線的ドリブルでおまえを蹴散らしてから奪ってやる!」
と吠える猛虎日向小次郎。

翼とは違ったタイプとの対決になるミカエル。
「これだから11人対11人でやるサッカーは面白い」と喜んでいる様子。

注目された対決。
ミカエルも小細工なしで日向の直線的ドリブルを受け止めました。
果たして勝者は?

勝ったのはミカエルでした。
「モンセラート岩石ブロック」なる技(?)で、重心を少し低くして日向の突進を止め、大きくふっとばしました。
見ていた両チームの選手たちだけでなく、観客席にいる世界のプレイヤーたちもびっくりです。

ミカエルの強靭な足腰は巨大な岩のように揺るぎませんでした。
こんなに吹き飛ばされた日向を見たのは久々です。
ジュニアユース時代、シュナイダーと初対決のときに吹き飛ばされたシーンを思い出しました。

日向が吹き飛ばされたのを見た翼は、自分がハワイで身体を鍛えていたときのことを思い出していました。
サッカーがうまいだけでなく、強靭な肉体を持つ「ファンタグランジスタ」を自分は目指していたと。
今、ミカエルを見て、彼こそが間違いなく「ファンタグランジスタ」と呼ばれる選手だと納得します。

リバウールやナトゥレーザを見て、そうは思わなかったのですかね?

前半最後の勝負をしかけてきた日本を見て、ミカエルの闘志にも火がつきました。
今度はミカエルがドリブル開始です。

まずは葵を掟破りの直角フェイントであっさりと抜き去ります。
自分より疾い動きに葵は呆然(前にも似たようなシーンがあったような……)。

サンターナとナトゥレーザが「あいつも翼同様相手の技はすべて自分のものにできるのか!?」と驚いています。
直角フェイントは真似されても驚くような技でしょうか……
サンターナとナトゥレーザもできそうな気がしますが……

葵をかわしたミカエルが向かう先はやはり翼でした。
ミカエルは自分の前方にボールを軽く蹴り上げます。
これはミカエルから翼への果たし状でした。

受けて立つ翼もボールへ突進。
両者同時にボールに到達。
そして、お互いが交差し合うようにボールを蹴り合い、ふたりともスピードに乗ったままそのまますれ違います。

「な、なんだ、この激突は!?」と驚く、葵とラファエル。
確かに今までこの漫画にはない激突パターンでした。

ボールはふたりの間で激しく回転していました。
ジュニアユース編の決勝で翼とシュナイダーが激突した際、ボールが激しく揺れて回転し、カルツがキープできないシーンがありましたが、そのときとよく似た感じです。

ふたりはボールを取りに行きません。
ボールに強い回転をかけられた方に向かって来るという確信があるからでした。

「ボールはトモダチ、おれのところへ来い」と翼。
「トモダチが来るのはボクの方だ!」とはミカエル。

「ふたりとも何言ってんだ?」と両チームのイレブンたちは唖然としています。
言葉が単にわからないだけなのか、ふたりの言っている内容が理解不明なのかどちらでしょう?

なお、ボールはというと……どちらへも向かわず、その場で回転を止めました。
互角だったということですかね。

審判が時計を見て、ここで前半終了のホイッスル。
スペイン対日本の準決勝戦は2-2の同点のまま後半を迎えることになりました。

翼とミカエルは「続きは後半で」とアイコンタクト。
読者も「続きは次号で」と相成りました。
なお、予告ではさらなる新展開となるそうです。

3話を通じての個人的感想

今号ではラファエルが主役を張ったという感じでした。
個人的にラファエルはディアスから見たパスカルのような扱いかと思っていたのですが、作者のお気に入りとなったのでしょうか?
「モンセラート黄金コンビ」なんて呼び方からもわかるように、岬のような扱いに昇格しているように思われます。

むしろ、本家の岬に今回なんの見せ場もなかったことが残念でした。
岬だけでなく、次藤、葵、日向あたりに若干見せ場があったものの、ほとんどの選手たちは呆然と見守っているだけという感じでした。
「サッカーは何人でやるスポーツなんだ?」と相変わらず思ってしまいました。

今回、日向がミカエルにふっとばされたシーンを見て、パワーに関しても翼の方が日向より上という扱いになったのかと見えてしまいました。
これまで身体のバランスがどうこうとか、そういうシーンがなかったわけではないですが、シュート力などパワー系はまだ日向が上だと思っていただけになんだかショックを受けてしまいました。
まあ、日向も作者のお気に入りキャラだと思うので、試合中にリベンジの機会があると信じたいところですが……

前半終了時点で2-2。
GKがケガをしている若島津だけにもっと乱打戦になるかという予想もしていましたが、思ったよりはマシな流れかなという感じです。
一番最悪なのは必殺シュートの撃ち合いでGKがふっとばされるような試合だと考えていましたので。

考えてみれば、翼と岬はハイスピードなんちゃらをこの試合一度も使っていませんね。
ドイツ戦も後半は点の取り合いになりましたから、翼と岬の必殺シュートをミカエルが撃ち返すようなシーンがあるのでしょうか?
できるところなら、それは避けていただきたいところですが、とにかく次号を待つしかないですね。

キャプテン翼マガジンは基本偶数月の発売です。
なので、11月発売の次は2月になり、また3ヶ月待たされるのかと思っていましたが、意外にも次号は1月初旬に発売される模様です。
ありがたく拝読することにしましょう。
次は岬や松山あたりに見せ場がありますように……

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