今週のキャプテン翼6/21 ブラジルにPK

キャプテン翼ライジングサン
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残り時間はあとわずか。
もうタイムアップじゃないのかと主張するドイツベンチ。
しかし、再びブラジルのコーナーキック。
今度はキーパーサリナスもドイツゴール前まで上がります。
蹴るのはロベカロ。
悪魔の左脚を持つ彼は、独特のステップから思い切って直接ゴールを狙います。
ロベカロも角度ゼロのシュートが撃てたのですね。
しかし、これを察知したミューラーは体勢を崩しながらも右手一本でかきだします。
ですが、ミューラーは勢いのあまり、サイドネットに激突。
「頼む、誰か蹴り出してくれー!」と叫びます。
こぼれ球に、真っ先に反応したのはリバウールとシュナイダーでした。
ここに来て初めての直接対決。
ヘディング勝負は互角でしたが、リバウールが華麗に着地したのに対し、シュナイダーは体勢を崩して倒れます。
「さすがに守備は苦手のようだな」とリバウール。
「なにィ」と反応するシュナイダー。
何語で話しているのか不明ですが、シュナイダーといえば、どのポジションもこなせる万能選手だったはず。
作者は設定を忘れている!?

なお、このとき、ミューラーはサイドネットに足が絡まって動けませんでした。
「今日はなんて日だ……なんてついていない日なんだ……」と嘆きます。
一方、リバウールは華麗なドリブルでドイツ守備陣を切り崩します。
できるなら、なぜもっと早くやらなかったのでしょう?
しかも、全員をかわし切ります。
同点ゴールか?
リバウールがボールごとドイツゴールに飛び込もうとしたその時、ドイツを救ったのはDFハルドビッヒの反則でした。
リバウールのユニホームを引っ張り、倒したのです。
ハルドビッヒにはレッドカードが出され、ブラジルにPKが与えられました。
シュナイダーの脚までつかんだブラジルDFにはカードさえ出なかったのに不思議な話です。
「すまない」と落ち込むハルドビッヒでしたが、「反則がなかったら間違いなくゴールを割られていた」とシュナイダー。
ミューラーも「そのとおりだ」と同意します。
「俺に最後の見せ場を作ってくれてありがとうよ」とも語ります。
ミューラー、漢(おとこ)です。

それはさておき、ユニフォームを引っ張られて首が痛いというリバウール。
「このPK、誰か蹴ってくれるか?」と尋ねますが、「ここはあなたしかいないでしょう」とブラジルイレブン。
一方、ドイツはミューラーの師匠ギュンターコーチがゴール近くまで声をかけに行きます。
ミューラーに何か声をかけたあと、「この試合、最後くらいいいことがないものかのう……」となんとなく、フラグっぽい発言をしました。
次回、勝負を決めるPKが行われるようです。

この対戦、予想していた展開とまるで違い期待外れだなと思っていました。
しかし、どちらが勝つのか全くわからないという点については評価したいと思います。

勝手な推測ですが、ドイツをコケにするなという読者の声が、作者なり編集者に伝わっているのではないでしょうか。
作者はリバウールがまだ残り時間で逆転できるぜと語らせたとき、本気で2点を取らせるつもりだったのではないかと。
しかし、読者の抗議が届いて、最悪、同点くらいにしておくかと妥協したのでは。
良い方向に向かうといいのですが……

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