今週のグランドジャンプは、先日、紫綬褒章を受章された秋本治先生の漫画関係の付録が付いていたためか、いつものコンビニでは売り切れていたようで、3軒目にしてやっと発見できました。
前回、こぼれ球に対し、ふたりでオーバーヘッドの体勢に入っていた翼と岬。
オーバーヘッドツインシュートを放ちます。
先日、27時間テレビ内で特別に作られたアニメではブラジルのキーパーが一歩も動けず、決勝点となったこのシュートですが、ここでは決まらず、タイガーボランにブロックされてしまいます。
タイガーボランは「きえええー！」と若嶋津のような奇声を上げて飛び上がっていました。
オーバーヘッドキックを腹で受けるのですから、かなりの跳躍力ですね。
ちなみにアニメではツインオーバーヘッドキックと呼ばれていたような記憶があるのですが、微妙に違うシュートなのでしょうか？
阻止したタイガーボランは「守ったぞ！俺はこの瞬間のためにドイツ代表になったんだ！」という恍惚の表情。
しかし、ツインシュートの威力はかなり強かったらしく、タイガーボランの身体ごとゴールに押し込む勢いです。
翼と岬がシュートを放った位置はもっとゴールから離れたところだと思っていたのですが、ペナルティエリアの手前くらいだったようです。
そこまでハイボールを上げた、石崎のキック力もなかなかですね。
押し込まれそうなタイガーボランをミューラーが抱きかかえて支えます。
かつての無印版では、日向の放ったオーバーヘッドキックが、森崎とそれを支えた翼ごとゴールに押し込まれたことがありましたが、さすがはミューラー、森崎とは違います(当然か……)。
しかし、ボールがこぼれ落ちそうになり、そこに詰めて来たのが、なんと早田。
今までなら葵あたりだったと思うのですが、最近、高橋先生は早田をよく使うようになりましたね。
とはいえ、早田が登場している時点でわかるように、同点ゴールが彼によって決まるわけがありません。
ミューラーが一歩先にクリアします。
「これで勝った！」と叫ぶドイツ代表たちですが、このクリアボールを、長い脚を伸ばして日向がなんとか止めます。
しかし、キープはできず、弾かれたボールはゴールラインより外に出る勢い。
すると、今度は翼が懸命に追います。
「ボール、俺のボール」と心の叫びを上げながら追いますが、さすがの翼も届きそうにない勢い。
すると、そこに走り込んでいたのは井川。
オーバーラップしていた井川は、翼に「俺の脚を使え！」とスライディング。
サッカーに関しては天才的な頭脳を持つ翼。
瞬時に井川の意図を見抜き、井川の足を発射台にして跳びます。
そうです、あの立花兄弟の必殺技スカイラブハリケーンです。
このとき、井川の脚に嫌な音が鳴りますが、翼はラインを割らずにボールを折り返すことに成功。
そこに走り込んでいたのが日向。
左脚からワイルドタイガージャンピングボレーが放たれたところで、今週は終了でした。
ちなみにミューラーは上半身しか描かれていませんでしたが、「止める！」と叫んで、構えていました。
翼は「頼む、日向！」となぜか呼び捨て。
本性が出たのでしょうか？
次号、ついにホイッスルが鳴るらしいですが、どうなるのでしょうか。
そもそも、この一連のプレイは一体、何秒間の出来事なんでしょうか？
今週もシュートが決まりませんでした。
長い戦いになっていますね。
実世界で東京オリンピックが始まる頃には、日本対ブラジルの決勝戦が行われていると考えているのですが、間に合うのですかね。
今週、個人的には翼と岬と三杉による三段時間差オーバーヘッドに期待していたのですが、残念ながら予想は外れてしまいました。
日向はかつて酷評された左脚でのシュートですが、力のある右脚で飛び上がる方が、案外体重が乗っているのかもしれません。
スカイラブハリケーンには驚きましたが、試合後に「立花兄弟が後押ししてくれた」と語るシーンがあるかもしれませんね。
井川の脚に痛みが走ったのはどう出るでしょうか？
延長になったら、三杉が交代かなと思っていたのですが、もしかすると、井川が次藤に交代となるのでしょうか？
最後のシュートもミューラーが構えた以上、無反応はありえないので、腕を吹っ飛ばされるか、誰かがコースを変えるかですが、ここは吹っ飛ばして延長ではないかと予想します。
次回はゴールが決まるものの、ゴールの笛か、試合終了の笛かどちらかわからない終わり方をして、もう一話、引き伸ばしそうな気もして来ました。
翼が負けるのはありえないとは思いますが、どこかから「マドリッドオリンピックじゃなく、東京オリンピックで優勝させろよ」と、圧力はかかっていないかという邪推をしてしまいました。
そうなると、ある意味盛り上がりそうですが、まさかね……
個人的にはミューラー退場で、シュタイン対森崎のPK対決が見たいです。
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